株・株式投資

カルビーは上場してなかった!上場することの意味は?

かっぱえびせんやポテトチップスなどで有名なカルビー。実は上場していないことがわかりました。どうやら3月に上場をするようです。ではなぜ上場を目指すのか?上場の意味について考えてみる。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

  • Comment Page Icon

カルビーは上場していなかった 

消費者に知れ渡っている食べ物の1つ、ポテトチップス。誰もが一度は食べたことがあるであろう、そう、あのポテチだ。ポテチ専用のお箸である「ポテトング」が売れている背景をみると、けっこう多くの消費者がポテチを食べていることになる。極めて有名でロングセラーを記録しているのがポテトチップスなのだ。

ポテトチップスの会社というと、「コイケヤ」とか「カルビー」を思いつくのではないだろうか。というか、私はこの2社を瞬間的に思い浮かべた。そこで、株価などを調べようとして探してみると、なんと「コイケヤ」と「カルビー」は上場していなかったのだ。

ただし、コイケヤ(株式会社湖池屋)の場合には、株式会社フレンテの持ち株会社になっている。株式会社フレンテはジャスダックに上場しているので、コイケヤのファンで応援したいのであれば、フレンテの株を買うことになる。

一方で、カルビーはどうかというと、実は3月に東証に上場する見通しになった。ということは、これまで上場してなかったということで、正直これにはびっくりした。てっきり上場しているものだと思いこんでいたからだ。

そもそもなぜ上場するのか? 

日本の株式市場に上場している会社は4000社以上。

日本の株式市場に上場している会社は4000社以上。

上場する理由は、第一には資金の調達だ。企業がお金が必要になった場合、調達する方法は2つ。1つは借金で、これは返済の期限があり、しかも利息をつけて返さなければならない。そしてもう1つが株式の発行。これに関しては返済の期限はないし、というか返済しなくてもいいという、企業にとってはなんとも嬉しいものである。儲かったときだけ配当などを出して、株主に還元すればいいのだ。

カルビーの場合にも、当然資金調達という意味合いがある。海外展開をするときの資金になるようだ。

また上場することで知名度が上がることもメリットの1つ。上場しているのは、一種のブランドのようなものだから、優秀な人材の確保がしやすくなったり、企業間の取引もスムーズになることもある。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます