ライフステージごとに家計の支出をイメージしてみよう!

ライフステージごとに家計の支出をイメージしてみよう!

【記事のインデックス】
ライフステージごとに違う家計の支出……1P目
ライフステージごとの家計の収支……2P目
人生は、共働き・共家事で行こう!……3P目


ライフステージごとに違う、家計の支出

家計相談をしていて、よく質問されるのが「ウチの家計は、他の人に比べて無駄遣いが多いですか?」というものです。やはり、なかなか他人には聞けないお金の話だけあって、ヨソのお財布事情が気になるのでしょう。そこで今回は、ライフステージごとの家計の収入と支出を見ながら、これからの家計をどのように設計していくかを考えてみます。

世間一般と言っても、世帯収入や家族構成によって支出の項目が異なるので、なかなか他人と比較することはできません。そこで、総務省の最新の統計データ「平成21年全国消費実態調査」(平成22年12月24日公表)を元に年齢や家族構成からライフステージを想定して、毎月の家計支出(消費支出)をグラフ化してみました。下のグラフは、ライフステージごとの消費支出の項目別金額を積み上げ棒グラフに表したものです。

※平成21年全国消費実態調査「二人以上の世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果の要約」のデータを元にガイド平野泰嗣がグラフ作成(※クリックすると拡大)

※平成21年全国消費実態調査「二人以上の世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果の要約」のデータを元にガイド平野泰嗣がグラフ作成(※クリックすると拡大)

■第1ステージ:夫婦のみの世帯(夫30歳未満)
消費支出に占める「住居費」の割合が約2割で最も高くなっています。交際費などを含む「その他消費支出」の割合も他のステージと比べるとやや高めとなっています。共働き夫婦の場合、通勤や買い物の利便性を重視して、住居費の割合が更に高くなりがちなので、身の丈に合った住まい選びが貯蓄の鍵と言えます。

■第2ステージ:夫婦と子供が2人の世帯(長子が未就学児)
子供がまだ小さいので第1ステージとあまり大きな変化はありませんが、マイホームを購入する世帯が増え、消費支出としての「住居費」の割合は低くなっています。これは、住居にかかる費用が減ったという訳ではなく、住宅ローンの返済は非消費支出となるため、統計数値上は住居費が減ったことになっています。

■第3ステージ:夫婦と子供が2人の世帯(長子が中学校)
子供の成長に伴って、消費支出に占める「食費」の割合が約25%と最も高くなっています。義務教育期間中なので、「教育費」はまだ大きな負担になっていませんが、教育費・教養娯楽費・その他消費支出など、それぞれの項目の支出が第2ステージに比べて増加しています。子供のためといって、ついつい支出が増えてしまいますが、各項目別に支出管理をすることが貯蓄の鍵と言えます。

■第4ステージ:夫婦と子供が2人の世帯(長子が大学生※)※大学院生も含む
子供が大学に進学する時期になると、消費支出にしめる「教育費」の割合が3割近くに達し、家計に重くのしかかってきます。通学や仕送りの費用も増えるため、交通・通信費、その他消費支出なども増え、家計の支出は全ステージでピークを迎えます。この時期は、貯蓄を取り崩す世帯が一般的なので、これまでにしっかり貯蓄をしておくことが大切です。

■第5ステージ:夫婦のみの世帯(夫60歳以上)
子供が家から独立して夫婦2人の世帯に戻ります。4人世帯から2人世帯になったため、「食費」の金額は少なくなっていますが、第1ステージの夫婦2人の時に比べると2万円以上も多いです。また消費支出に占める「その他消費支出」の割合が約3割で、他のライフステージに比べると突出して大きいです。このステージでは、貯蓄を取り崩しながら老後の生活を送ることになります。どのくらい長く生きられるかを予測しながら、そして貯蓄残高と相談しながら支出のペースを決めることが大切です。

>>ライフステージごとの収入はどうなっているの?