MINI初の4ドア&4WD
MINIとしては4番目となるMINI・CORSSOVERが日本に上陸を果たした。見た目は間違いなくMINIシリーズだが、従来のラインナップと比べて異なる点が多い。まず、MINIでは初の4ドアであること。車名のとおり、SUVチックなデザインをまとったクロスオーバーモデルであること。そして、クーパーSにMINIでは初めてとなる4WDを設定したことだ。海外では「ミニ・カントリーマン」を名乗るモデルだが、日本では商標の関係で「ミニ・クロスオーバー」を名乗る。MINIと同じグレード体系
グレードはOne、Cooper、Cooper S、4WDのCooper S ALL4で、ワンとクーパーが1.6LのNA、クーパーSが1.6Lターボになる。基本的なグレード体系は、ベーシックなMINIやミニワゴン的存在のクラブマンと同じだ。ボディサイズは、全長4105×全幅1790×全高1550mmと全高は日本の立体駐車場向けへの配慮がされているが、ベーシックなMINIと比べて全長が365mm、全幅が105mm、全高も120mmアップしており、ひとまわり以上大きい。一見してMINIシリーズと分かるスタイリングだが、同時に見慣れたMINIとはボリューム感が違うから街中での注目度も非常に高く感じた。
ここまで大きくなるとMINIシリーズでなくてもいいのでは?とも思えるが、MINIのブランド力は世界中で絶大なのだろう。世にコンパクトSUVは数あれど、見ているだけでFUNでワクワクさせてくれるモデルはそうはない。デザインの指向性は異なるように感じるが、サイズ的には日産ジュークに近い。1.6LクラスでNAとターボを設定しているのも似ている。価格は100万円超の差があるが、あえていえばキャラも近いかもしれない。
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