通夜・葬式・火葬の手順/葬儀の手順・手続き

香典返しの選び方と最新トレンド(2ページ目)

香典返しは「半返し」といって、いただいた額の半分くらいの品をお渡しするのが一般的。地域によって表書きや水引、渡すタイミング、品物に特性がありますので、地域の事情に精通した業者にお願いすると良いでしょう。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

香典返し業者の選び方

香典返しは葬儀社から紹介されたギフト業者のほか、日頃お付き合いのある百貨店やスーパーなどで手配することができますが、最近はインターネットを通じて申し込みをする人も増えています。特にインターネットの場合は「定価の○%引き」と大幅割引をうたう業者も多く、上手に利用すれば費用が抑えられるかもしれません。

ただし業者を選ぶ際には、価格だけではなく地域の事情に精通しているかどうか見極めることも大切です。「このあたりでは、お香典返しには必ず○○を添えるのが慣わしとなっている」という地域もありますし、渡すタイミングについても四十九日法要後だったり、葬儀直後であったり地域によって異なりますので。
※即返し(そくがえし)といって、葬儀・告別式の際に渡す場合もあります。

葬儀後の諸手続きサポートも

葬儀が終わった後の遺族は大忙し。2~3ヶ月の間は香典返しの準備だけではなく四十九日法要の準備、銀行や保険、名義変更などの手続き、家の片付けなどに終われ、あわただしい日々を過ごします。最近ではそういった遺族の負担を少しでもサポートしようと、香典返しを扱うギフト業者ではさまざまなサービスを提案しています。

例えば香典帳整理。葬儀で使用した芳名帳や受付カードなどを送付すれば、整理をしてデータ化してくれるサービスを行っている会社があります。また挨拶状のみならず、注文者には喪中ハガキ作成サービスを行っている会社もあります。
ギフト業者の中には、FP有資格者(ファイナンシャルプランナー、FP技能士)を確保し、香典返しを注文したお客様に対して無料でFPの支援を受けられるサービスを展開しているところもあります。

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