赤ちゃん・育児特集/子育てライフスタイル

韓国の出産・子育て事情(3ページ目)

「子は宝」なんて言葉はあるものの、韓国では今、少子化が深刻な問題になっています。2009年の統計庁のデータによると、合計特殊出生率は1.15人。これは日本よりも低く、先進国の中ではワースト。

松田 カノン

執筆者:松田 カノン

韓国ガイド

キムチはいつから食べるの?

キムチ

韓国の子どもたちは、おかゆに混ぜたものなど、マイルドなものから少しずつキムチに慣れていく

さて、韓国と言えば、キムチを思い浮かべる人も多いですが、韓国の子どもたちは一体いつからキムチを食べ始めるのでしょう。

お母さんの方針によってまちまちですが、離乳食の完了期には、唐辛子粉を使用していない白いキムチの入った柔らかいチャーハンを食べさせたりします。韓国でも乳幼児に辛い物を積極的に食べさせるようなことはしませんが、2歳ぐらいから唐辛子の効いたピリ辛キムチを食べる子どももいるというからスゴイですね!
 

韓国流育児あれこれ

韓国はまだ保育施設が十分に整っているとは言えず、子育ても家族みんなで協力して行います。特にお母さんが働きに出ている間は、おばあちゃんが子どもの面倒を見ているというお宅もたくさんあります。子どもが小さなうちは一緒にいてあげるべき、と考える女性も多く、妊娠を機に仕事を辞め、専業主婦になる人も少なくありません。

また、高学歴化が進む韓国らしく、その教育熱は日本以上! 幼児教育も盛んで、2歳ごろから英語や美術などの塾に通い始める子どももいるほどです。小学生で海外へ長期留学に行くケースも増えており、子どもと母親を海外に送るため、父親だけ韓国に残り生活費と教育費を送り続ける、ということも。最近では一人っ子も増えてきたので、子どもの教育費は惜しまない、という家庭がますます増えそうです。


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