韓国でも少子化問題が深刻に

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韓国でも少子化が社会問題に

「子は宝」なんて言葉はあるものの、韓国では今、少子化が深刻な問題になっています。2009年の統計庁のデータによると、合計特殊出生率は1.15人。これは日本よりも低く、先進国の中ではワースト。

韓国でも女性の社会進出は目覚ましいものの、働きながら子どもを育てる環境がまだ整っていないことや、教育費の高さなどから、出産を先送りにする女性が増加中。政府や各自治体もいろいろな対策を練っており、支援金の額をあげるなどの対策を試みていますが、なかなか出産率アップにつながらないのが現状です。
 

出産費用はいくらぐらい?

自然分娩の場合170万ウォン程度、そのうち本人負担額は90万ウォン程度。帝王切開は230万ウォン程度で、本人負担額は135万ウォン程度です。(2008年国民健康保険公団資料)また、国民健康保険加入者を対象に、30万ウォンの支援金があります。日本の出産育児一時金のように数十万円の支援はまだありませんが、出産にかかる費用自体は日本よりも安め。

ただ、韓国では出産後に少なくとも2週間はしっかり休むべきという考え方が定着しており、この間お手伝いさんを雇ったり、身体を休めるための施設に入所したりします。その際にかかる費用が100~200万ウォン程度になるので、出産にかかる費用を負担に感じる人も少なくないようです。(※2011年2月現在、1ウォン=約0.07円)
 

韓国は帝王切開が多い?

韓国の新生児室

新生児室には常にベテラン看護婦さんがいてくれるので安心。授乳の時間になると部屋に電話をくれる

現在、大体10人中4人程度が帝王切開出産をしていると言われており、日本と比べて帝王切開分娩率は高めです。理由として、医療費の高い帝王切開を勧める医師がいることや、占い師に占ってもらい、縁起の良い日に出産しようとする人も少なくないことなどがあげられます。

逆に、無痛分娩は日本以上に普及しています。「お腹を痛めて産んでこそ立派な母になれる」という認識は韓国でも同様にあるものの、最近では少しでも痛みを和らげた出産を望む人が増えました。しかも無痛分娩は国民健康保険の対象になっているため、金銭的な負担は少なく選択できるという背景も無痛分娩の普及を助けているようです。

 

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