401kのある会社から転退職した人、新規に個人型401kに入る人は急いで!
影響を受けることになるのは「これから新規に個人型401kに入る人」ということです。新規に個人型401kに入る人は、大きく分類すると、「全く白紙から個人型401kに入る人」と、「転退職に伴って個人型401kに入る人(企業型401kからお金を移さなければいけないため)」に分けられます。
まず、「新規に入る人」ですが、老後のことを考えてゼロから積立を401kで始めようと考えていた人は、この機会にさっさと加入しておいたほうが300円は確実に得することになります。老後の積立が早くスタートすることになりますので、この機会に加入してはどうでしょうか。
次に「転退職した人」ですが、企業型の401kの会社を辞めた人は、自分の積立金を個人型401kに移すことが原則です。転職先にも企業型の401kがある場合は、転職先の人事部に相談すれば口座を合算してもらえますが、それ以外の人は個人型401kの口座開設手続きを自分でしなければなりません。
例えば昨年末あたりに企業型401kを導入している会社を辞めた人は、急いで個人型401kに移す手続きをしましょう。手続きは退職後半年以内に行うことになっていますが、4月をまたいでしまうと、300円多く取られることになってしまいます。
個人型401kに興味があるなら、今すぐ書類請求!
個人型401kは銀行に行ったら、その日に口座が作れるわけではありません。「金融機関から書類を請求する(ネットか電話で)」
→「必要事項を記入し返送」
→「金融機関が受理し国民年金基金連合会へ回送」
→「国民年金基金連合会で新規口座開設の登録が完了」
という流れを踏むため、この間に1カ月以上かかることも珍しくありません。
そうなると2月の早いうちに手続きをしておかないと、3月中の手続きに間に合わない可能性があります。
「個人型401k 選び方」で検索などしてみると、金融機関の調べ方などが紹介されていますので、急いで金融機関選びをしてみましょう。複数の金融機関に同時に書類請求してもOKですよ。
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今回の手数料値上げは報道によれば来年度以降も行われる可能性があるとのこと。毎年8万人くらいの人が新しく加入する可能性があることを考えると、大きな影響が出ることになります。
もし、個人型401kに入ることを考えている人は、急いで手続きをしておきましょう。