自分が何を求めているのかをまずは考えましょう
会社選びにおいて一番重視したいことは、「自分にとって、その会社が理想的な働く場所であるか」。これを考えることが大切です。この問いかけに対する答を見つけるためには、まずは自分が何を求めているのか、どうすれば満足できるのかについて、深く掘り下げて考えてみることが先決です。その時に参考になるのは、これまでの成功体験です。まずはそこから考えてみることにしましょう。1.パフォーマンスが上がる要素を見つける
モチベーションケアが大切
個人差がありますが、バランスが大切です。報酬だけ高くても他の要素が最悪な環境である場合、しばらくは報酬の魅力で我慢できますが、次第に生産性は悪くなります。その結果、モチベーションが下がり、パフォーマンスにも影響が出ます。よって、自分にとって快適なバランスを探ることがまずは必要なのです。
2.勤務条件を整理する
仕事内容や待遇も大事ですが、働く場所、通勤時間や経路などが大きな影響があるため、注意が必要です。なじみのない街で働くことによって生活のリズムが変われば、仕事の成果、そしてモチベーションにも大きな影響が出てきます。ですから、勤務条件は細かいところまで見逃すことなく、自分なりにリサーチしてください。3.ストレス要因を把握する
仕事をするときは常に自分らしく
本来、人間は変化があっても時間とともに慣れ受け入れていきます。それでも、自分が「好きになれない街」で働くことは、結果として仕事に対するモチベーションをキープできなくなるのではないでしょうか。だからこそ、理想的な働き方を実現して、パフォーマンスをあげたいと思う人には、まずは働きたい場所選びから入ることは、実はとても合理的なのです。
次に、激務によって生活のリズムが変わった場合を考えてみましょう。週休2日のペースをしっかりとキープすることが大切であることは言うまでもありません。毎日の仕事量についても、ある程度自分の限界を知っておく必要があります。残業が多くてパフォーマンスも高いという状態は、実はあまり長続きしません。
人は、クリエイティブな発想は、余裕のある環境や状態からしか生まれてきません。とくに通勤時間や睡眠時間は毎日の繰り返し。慢性的に理想的な働き方から、最も程遠い状態に自分を追い込むことになりかねないため、注意が必要です。
後悔しない会社選びのポイント
会社選びは、自分のパフォーマンスがいい働く環境を選ぶということ
どんなに入念な企業研究をして安定的な会社を選んだつもりでも、入社した会社の業績が急きょ悪化し、最悪の場合、事業部の解散や倒産の憂き目にあうこともあるかもしれません。それに伴い、人材不足で忙しさが増したり、納得のいかない給与カットもあるかもしれません。
しかし、自分のパフォーマンスさえ高ければ、仮に事業部が解散になっても、他の事業部から引く手あまたでしょうし、会社を転職するにしても、パフォーマンスの高さは他社でも必ず評価されます。
逆に自分のパフォーマンスが上がらない会社に入ったならば、どんなに業績や企業カルチャーのよい会社だったとしても遅かれ早かれ、自分の意志とは別に会社を辞めなければならなくなるかもしれません。そうしたことになったら、まさに後悔することになるでしょう。
現実には、「理想的な働き方」を実現している人はあまりいないものです。ただし、すべては満たされなくても、ストレスとなる要因を取り除き、バランスのよい自分なりの理想的な働き方を見つけることは可能です。まずは自分のストレス特性を見極めることから始めてみましょう。