女性の電車内危険ワースト3
混雑した電車内は危険
こうした危険を予期しているのといないのとでは、結果に大きな違いが出ます。たとえて言うと、自分の行先に落とし穴があると知っていれば、迂回したり引き返したりして穴に落ちずに済みます。しかし、落とし穴があることを知らずにいたり、知っているのに忘れていると、穴に落ちてしまうでしょう。
風邪を引かないためには「うがい、手洗い、睡眠、栄養」といったような予防策をとって風邪に罹患することを防ぎます。つまり、風邪を引くという結果に対して、予防の手段をとれば辛い結果にならないようにすること出来るのです。望まない結果を避けるためには、他の誰でもない“自分”が対策をすることがすなわち「自分の身は自分で守る」ということなのです。
「痴漢」の証拠を記録せよ!
混み合う電車内でやむなく立ったままでいると、どこからともなく伸びてくる痴漢の手。良識のある男性は「痴漢のえん罪は避けたい」と考えて、一方で吊り革、一方で新聞や本あるいはかばんなどを抱えていたりします。危機意識を持っていない男性はえん罪の危険性をはらんでいます。そして、痴漢は「捕まらないように」「バレないように」巧妙に女性の体に触れようとします。女性は明らかに不審な手の感触を感じたら、その手、指、服の袖などをガッチリと捕まえて、上に上げようとするのではなく、自分の膝を落とせば痴漢もつられて沈むので痴漢を特定しやすくなります。その上で、周囲の人たちに「この人痴漢です!」「協力してください!」と声を上げて協力を依頼することが痴漢を捕まえるために望ましい方法といえます。
しかし、なかなか声を出すことは難しいと思う女性も多いようです。また、間違った人を痴漢と思ってえん罪となるような事態も困ります。そこで、すぐに取り出せる、あるいは手に持っている携帯電話のカメラ機能を使って、自分の後ろや怪しいと思える人(痴漢は前後左右どこからでも来ることがあるので)の画像を撮影しましょう。シャッター音が聞こえないビデオ(動画)機能を使って周囲の人の立ち位置を録画するのです! 通常のカメラ機能でシャッター音がしたとしても、犯行をとらえるという意味があります。
痴漢犯罪の裁判などでは被害者と加害者の立ち位置を図面や実際に人を立たせて再現するなどして、犯行を把握しようとしますので、カメラで写した画像はかなり有効な証拠となりえるでしょう。人の記憶はあいまいですが、カメラ画像なら否定できない場合がありえるのです。
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