カフェ/渋谷・恵比寿・原宿・表参道のカフェ

LIFE kitasando(ライフきたさんどう)…北参道(3ページ目)

「エスプレッソに果実のジャムを入れる」というLIFEの提案は、エスプレッソの新たな魅力を引きだしました。ぜひ一度体験してみてください。小さな10坪の空間に、豊かな季節の食材を用いた料理の数々と、日本の食文化に合うエスプレッソへの挑戦がぎゅっと詰まっています。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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エスプレッソ+和菓子の楽しみ、うつわの楽しみ 

2010年11月~12月のイベント「エスプレッソにワガシとウツワ」

2010年11月~12月のイベント「エスプレッソにワガシとウツワ」。イチジクなどの果実を加えた羊羹は、断面の彩りも美しく。

2010年冬、LIFEの世界をトータルで楽しめるイベントが1か月にわたっておこなわれました。うつわ 謙心の協力を得て、作家たちにエスプレッソカップの制作を依頼。そのカップと、老舗和菓子店で修業を重ねた創作和菓子ユニットがつくる新しい和菓子をエスプレッソと組み合わせる試み。題して「エスプレッソにワガシとウツワ」。

LIFEのカウンターには作家たちがこのために制作した小さなエスプレッソカップが並び、お客さまは自由にうつわを選べる趣向。私はターコイズ色に惹かれて写真のうつわを選びました。

エスプレッソはブラックでいただき、砂糖のかわりに和菓子の甘みを加えます。ラム酒を効かせた果実入りの和菓子がまたじつに魅力的で、舌の上でエスプレッソの苦みと混ぜ合わせると、双方の味が鮮やかにひきたつのです。
店内には常時、作家のうつわが展示されていて購入可能。右はシュガーポット。

店内には常時、作家のうつわが展示されていて購入可能。右はシュガーポット。

カフェは作家のうつわにじかに手やくちびるで触れて、気軽にその良さを体感するのに最高の空間。ギャラリーでの展示とはまた違う、実際に用いられる場でのうつわの表情が確認できますね。

LIFE kitasandoの日本の食文化へのまなざしは、使い捨ての木製アイスクリームスプーンに漆を塗ったNUSHUSAの商品を扱うことにも表れています。そして2011年にはなんと、日本の職人がつくった日本人の手になじむ漆のタンパーが登場! まさに日本ならではのエスプレッソ文化ですね。
見慣れたアイスクリームスプーンに漆を塗って、まったく新しい表情に(NUSHISA)。

見慣れたアイスクリームスプーンに漆を塗って、まったく新しい表情に(NUSHISA)。カウンターにて発売中。

最初の日に楽しんだランチと、エスプレッソ+和菓子のおいしさが忘れられず、週末にまたすぐに夕食にうかがいました。LIFEは料理でも驚かせてくれたのです。詳細は次ページでどうぞ。
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