収納/達人の収納術と実例集

収納テクはいらない!ベテラン主婦の台所

たくさんのアイテムが集中しているから、キッチンでは収納が大切。でも、いつしか収納のための収納に陥っていませんか? 本当に使いやすい収納は実にシンプル!

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

キッチンでは道具の種類も数も多いから、収納テクニックを取り入れたくなりますが、かえって出し入れが面倒になることも。毎日使う場所だけに、使い勝手がおおいに気になります。皆はどうしているのかしら? 雑誌に載っている写真は撮影用じゃない? そこで今回は、ベテラン主婦のOTOさん宅に伺って、ありのままのキッチン収納を見せて頂きました。


しまう収納がメイン

お子さんが独立した現在は、ご夫婦の2人暮らし。約1年半前に住まいをリフォームしたOTOさん宅のキッチンは、以前は壁になっていた部分を半分壊して、リビングダイニングとつながったセミオープンなスタイルになっています。

その結果、キッチンの中まで見通せるようになったので、しまう収納をメインになるべくモノを置かないようにしているそうです。新しくなったシステムキッチンの収納は、今や主流となった引き出しタイプ。奥まで無駄なく使えるので人気が高まっています。でも、これまでの開き扉の収納とは勝手が違うから、戸惑うこともあると思うのですが、どんなふうにしまっているのか、引き出しを開けてもらいました。
システムキッチンの引き出し収納

左がシンク下で右がレンジ下の引き出し。隙間にはラップ類が収まっている

たっぷりしまえそうな幅広の引き出しには、道具がズラリ。ボウルとザルは入れ子に、片手鍋は重ねて、フライパンは立てて収納。引き出しを開けたときに、真上からすぐに取り出せるようになっています。そして、ケースに移しかえた粉モノや調味料は浅い引き出しにひとまとめ。しまってあるモノが一目瞭然です。

色んなモノがあっても出し入れしやすい収納になっているのは、引き出しの段ごとに、何をどうしまうかを決めているから。そして、すべてのモノに定位置があるという、鉄則どおりの収納だからです。大きいモノは大きな引き出しに、細かいモノは浅い引き出しに。しかもヤカンがしまえるように、定位置のスペースを空けてあるという徹底ぶりです。

さらに、その他の必需品のしまい方を見ていきましょう。
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