株・株式投資

「株価が下がると嬉しい」の心理

株価は上がり続けることはなく、必ずどこかで下がるタイミングを迎える。そんなとき、多くの人は気分が良くないだろうけど、一方で「嬉しい」と思う人がいるのも事実だ。なぜ彼らは株価が下がって嬉しいのだろうか。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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ある条件がそろうと、株価が下がっても嬉しい 

株価が下がると嬉しくなるという人がいる。実は私自身もその中の1人ではあるのだが、ただし条件が…。

下がったあと、値を戻すということ。

空売りの場合は別として、買いから入る場合は下がりっぱなしでは全く意味がなくて、下がったあと値を戻すから、そこにうまみがあるのだ。

もう1つ付け加えたいのが、「買い続ける必要がある」という点。定期的に買う、しかも自動的に買いつけるシステムを利用することによって、下がったときでも買うことができる。なぜならば、通常は下がってしまうと「もっと下がるのではないか?」と思って買うことができず、結果的にタイミングを逃してしまうからだ。それを避けるために有効な手段が自動積立だと私は考えている。

「たくさん買える」という視点 

上の条件のもと、株価が下がって嬉しいと思うその理由の1つが、安く買えるということ。たとえば、洋服だって同じ物であれば3000円で買うよりも2000円で買えた方が嬉しいに決まっている。食料品だって、98円のトマトの缶詰が円高還元セールで88円になった方が嬉しいのだ。

ということは、株も同じ。同じ銘柄なら300円で買うよりも290円で買いたいし、280円の方がもっと嬉しい。洋服と株は「買う」という行動パターンを考えれば、同一のものとして存在するといってもいいだろう。

では他の見方はどうかというと、もう1つ重要なポイントがある。それが「たくさん買える」という視点だ。条件としては、上記と変わらず定期的に買いつけるということだ。
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