海外せどり実践者の登場
円高が進んだ時、「それなら円高を利用すればいいのでは?」という視点で書いた記事が「円高を逆手にとる『海外せどり』で儲ける」だ。海外せどりというのは、海外のオークションなどで買って、それを日本で売るという方法。円高だからこそのビジネスチャンスになりえるという、このご時世にはぴったりのテーマだったのではないかと思う。女性セドラー、川西亜希子さん。
川西さんはオークファンスクールの講師をされたり独自の教材を作られたりと、オークションにかけてはその道のプロ。
オークション初心者にもわかりやすく解説し、さらに副収入を得るためのコツを教えてくれる「もし、誰でも1ヵ月に5万円の副収入が作れるとしたら…」という教材を作られた。
日本だけではなく海外オークションもされているので、その経験から学んだことを今回お聞きしようと思う。
川西亜希子のスタート
川西さんが一番最初に参加したオークションはヤフオクだった。多くのオークションユーザーがそうであるように、まずはオークションがどんなものなのか知ろうということで落札をしたのだ。そのときの出品者とのやりとりでヤフオクの文章の書き方や対応の仕方など、一連の流れを知ることになる。その後商品を出品することになるが、最初に出品したのは、ある雑貨屋のワゴンの中にあったウルトラマン、バルタン星人、ゼットンのフィギアだった。フィギアのようなマニア向けのものだったら売れるのではないか?という考えがあって、3体で1000円くらいで仕入れて出品。結果は、大赤字だった。落札価格はなんと1円。最低価格と言ってもいい値段だ。
でもそのときは、とにかくやってみたいという気持ちが先行したという。そして、フィギアだから売れるというわけではなく、売れるものと売れないものがあるんだなということを知った。もっと商品知識が必要だと感じると同時に、家の中の不用品を出品するようになる。