恋愛はいい距離感・ペースを保つことが大切?

男性との恋愛をスローペースでも育むには

良い距離感とは


「男性と良い距離感をキープするのが下手だよね」

20代半ばの頃、心理学者の男性に取材に行った際に突然、言われたひとこと。その時は、どういうつもり! 意味が分からない! と小さく憤ったけれど、今もその言葉が心のどこかに残っている。たしかに自分の恋愛を振りかえってみると、そういう時期があった。

20代の頃、恋愛が始まる時は、一気にお互いが盛り上がって付き合うというパターンばかりだった。付き合いはじめてからもそう。距離は近ければ近いほど良いと思っていた。それはそれで、長く続いた恋もあったのだけれど……。
   

恋愛がスローペースな男性は多い!

一気に恋が盛り上がるタイプの男女は夢見がちで妄想癖が強い。ゆえに、盛り上がる速度は早くエネルギーは強力で楽しいけれど、盛り下がる速度も速くジェットコースターのように思いもろとも落下して行く場合も少なくない。

一方、スローペースな恋しかできない……一気に盛り上がる性質じゃない男性も多い(年齢や経験を重ねるほど、そうなっていく男性が多数)。すぐに人を好きにならないタイプの男性は、距離を縮めるのがとても難しいもの。だけど、一目ぼれをしない分、ある意味、女性に対する間口は広いとも言えるし、ゆっくり距離をつめる分、強固な関係が育てられるというメリットもある。 のんびり男子に対しては、急いで距離をつめないことが大切。

とはいえ、ゆっくり進めればいいというものでもないから、難しい。怖がったり、躊躇して、ゆっくり進め過ぎると、恋人になるタイミングを逃してしまう。そうして、友だちとか仲間になっていく男女はいっぱいいる。

では、絶妙な距離感を保ちながら、関係を育てるにはどうすればいいんだろう?
 

先行きの見えない不安に溺れない

結婚を焦って失敗

結婚したいの! 安定したいの! うまくこぎつけても、時の洗礼を受けて終わる結婚も少なくありませんね

細かい手練手管はおいておいて、コツをひとことでまとめてみると「決めない」ことだと思う。女は何かと決めたがりの生き物だ。 たとえば、恋のスタートラインにおいて。誰かに惹かれた時、女の子は、自分が彼好みの女かどうかを決めたがる。反対に彼は自分の好みかどうかを決めたがる。

ちょっと仲良くなりはじめた頃。2人の関係性が友だちで終わるのか、それとも恋人になる可能性があるのかを決めたがる。付き合ってからも同じこと。結婚する可能性があるのかないのかを決めたがる。彼をせっついて、決めさせたがるともいいかえられる。

揺れる気持ちも、先行きの見えない関係も不安だから、「決めたい」という女子の気持ちは大いにわかる。けれど、急いで、「決める」ことによって、つぶす可能性もたくさんある。急いで「決めた」ことで見えなくなるものもたくさんあるし、彼を息苦しくさせるものも多い。
 

告白焦って転ぶべからず

当面の間、「決めない」ほうがいいことはたくさんある。その最たるもののひとつが「告白」だ。自分から告白すべきか、相手からされるべきかもそうだけど、「告白」がなければ、恋愛にならないし、関係が深まらないというわけじゃない。

ロマンティックな男子ほど、言葉にせずとも深まっていく関係性を望んでいるし、言葉を強要する女性に一抹の恐怖心を覚えたりもするのだから。 男性は、「告白」を持ってその女性に対して責任感を持つのだから、なぁなぁにしてはいけないという意見もある。時と場合と関係性によっては、「告白」というイベントがなければ、2人の関係が行き詰ってしまう場合もあるとは思う。

ここぞという時には、「決める」必要はあるけれど、それは本当に「絶対にここ!」という時だけでいいと思うのだ。 「この人だ!」という確信が全身全霊で持てているならまだしも、単なる表面的な不安や弱さで「独占したい!」「早く安定したい」とアセリだけで告白したりされたりして付き合う関係は薄っぺらくなりがちだ。何より、そんなエゴで自分を縛ろうとする女性を男性は愛せないし、尊敬できないものだから――
 

相手の性格や行動を知る方にエネルギーを注ぐこと

付き合う前も、付き合ってからも、基本スタンスは急いでいろんなことを決めつけないこと。まずは、肩の力を抜いて相手を知ることが大切だ。 いろんなことを「決めつけない」ほうが広がっていく可能性もある。ふたりの関係を区切らないことによって深まっていく気持ちがある。

ちなみに、関係性を「決めつけない」ことによって、逆に結婚が早く決まる場合だってあると思うのだ。 何より、焦らずに、決めないでいることを楽しめる余裕のある女性はモテる!
 

決めない自分になる方法

腹を据える

人生も恋も無理に、決めつけずに今を楽しんだもの勝ち! ゆっくりと距離をつめるメリットはたくさんある

決めない余裕を持つためには、心の軸を鍛えて太くすること、社会や周囲のしがらみに負けずに自分の本心(本能)忠実になって生きることが基本なのだけれど――。

「その彼と付き合えるかどうか」とか、「結婚までいくかどうか」は過剰に心配しても仕方ないし、コントロールできないものだと思う。人生の枝葉でデートする相手は、その女子の努力やポテンシャル次第かもしれないけれど、人生の本道で縁のある相手は最初から決まっているんじゃないかと思う。

今を楽しみながら、目の前の相手にていねいに思いと時間をかけていく分、その関係性は唯一無二の強いものになっていく。つまり、恋愛というより結婚向きの関係になれる。

このご時世、“スピード婚”もとても良いと思うのですが、それがうまくいくのは人を見る目に自信のある人、人生に対して前向きでバイタリティのある人向き。愛する人と心地よい距離感を保ちながら信頼関係を築いていく力は、大人の恋愛結婚にとってかけがえのない力になると思う。

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