ガンで90日超入院したら預金額の1.5倍を受取れる
定期預金とガン保険が一体化。
貯金と保険が一体になった定期預金とは、どのような仕組みなのでしょうか?
「ガン保障付定期預金」とは、定期預金にお金を預けて、何事もなければ預金として満期にお金が戻ってくる、もしガンになったら保険金として預金額の5割のお金が受け取れる仕組みです。保険料の負担はありませんが(銀行が負担)、利子は付かず、満期には元本がそのまま戻ってきます。利子といっても、2010年12月14日現在、銀行の定期預金の金利は1年定期で0.03%程度。例えば200万円を1年間預けた場合の手取り利子はわずか480円(20%の所得税を差し引き後)です。
この「ガン保障付定期預金」では、ガンと診断され90日を超えて入院した場合、預金額の5割の保険金が支払われるので、200万円(元本)+100万円(保険金)=300万円が受け取れます。
商品の詳細は以下の通りです。
● 商品名 「ガン保障付定期預金」(保険商品名「団体ガン保険」)
● 対象 満20歳~満70歳の個人
● 預入金額 200万円以上2,000万円まで
● 預入期間 1年(自動継続、最長満80歳まで)
● 金利 0%
● 中途解約 利子は付かず預金のみ払い戻し、ガンの保障は消滅
● 申込み方法 告知のみ、医師の審査は不要
● 保険金額 定期預金預入金額の50%(100万円以上1,000万円以内)
● 待機期間 3ヶ月、免責期間 90日
注意点は、3ヶ月間の待機期間があること。定期預金預入(保険加入)後、3ヶ月以内にガンにかかっても対象とはなりません。また90日の免責があるため、90日を超えて入院した場合に保障の対象となることです。ただし最初の入院が90日以内でも、退院の翌日から180日以内にガン(別のガンを含む)の治療のために再入院した場合は、合わせて1回の入院とみなし、これが90日を超えれば保険金が支払われます。
ガンと診断され90日を超える入院をした場合に受け取れる金額は、例えば定期預金200万円なら300万円、定期預金300万円なら450万円ということになります。
どこが保険を引き受けてるの?
この「ガン保障付定期預金」において、保険を引き受けるのはカーディフ損害保険会社です。外資の保険会社なので、名前を知らない人が多いかもしれません。カーディフは、ヨーロッパ有数の金融グループBNPパリバの保険部門に属し、主に銀行をパートナーとして保険を提供しています。日本のカーディフグループ(カーディフ生命保険会社、カーディフ損害保険会社)は、ガン保障付の住宅ローンや三大疾病保障付の住宅ローンなど、ローン保障の分野で様々な商品を開発し、提携先は55金融機関および25ノンバンク。銀行+保険→バンカシュアランスの推進をコンセプトにビジネス展開しています。今後も、新しい商品の発売が楽しみです。