MBA・ビジネススクール/MBA・ビジネススクール学校紹介

世界最難関MBA スタンフォード大学ビジネススクール(3ページ目)

世界最難関ビジネススクールの1つであるスタンフォード大学ビジネススクールとのインタビュー記事です。ビジネススクール概要、勉強から得ることができること、リーダーシップ、日本人受験生に知っておいて欲しいことを伺ってきました。

福原 正大

執筆者:福原 正大

MBA・海外留学ガイド


日本人枠などはあるのでしょうか?

教室

授業が行われる教室

GSBでは、一切の枠を設けていません。一部の学校であることは知っていますが、GSBでは採用していません。つまりは、日本人だから有利であるとか、女性であるから有利といったことはないのです。あくまでも、1人1人の応募書類とインタビュー結果を総合し、GSBに来てもらいたい人材かどうかを評価します。ただ、「Personal Qualities and Contributions」を評価する観点から、教育環境が異なる人を受け入れるようにしているのは事実なので、日本人の応募者は歓迎しています。

学費など

廊下

ヨーロッパ的で美しい廊下

私たちの学費は世界でも最も高い学校であると認識しています。年間に54,118ドル(約500万円)の学費がかかります。2年間のプログラムですので、住居費を除いて約1千万円がかかります。実際、ビジネススクールに来る学生の3分の2が借金をして学校に通っていて、卒業後その費用を返しています。こうした学費が卒業後のキャリアの選択肢を狭めていることは認識しています。

そこでGSBでは、卒業後に発展途上国のNPOなどで働き給与が他の卒業生比極端に低い学生に対して、借金をGSBが代わりに返済するプログラムを取り入れ、卒業後の職業選択の幅を広げる努力をしています。

卒業後の進路は?

試験中

インタビュー当日は試験中

約3分の2の学生が、入学時での勤務地や職種が異なる仕事についています。これは、学校の方針とも合致します。つまり、人生を変える人に向いている学校なのです。他のビジネススクールと比較して、卒業後にファイナンス業界やコンサルタント業界に行く人の割合が少なく、起業家やNPOセクターで働く人が多い特徴があります。

今回お2人からお話を伺い非常に印象に残ったのは、「人生を変える」最高のビジネススクールがGSBであるという自信をもって働いていることです。ガイドも、もう一度MBAをとる機会があるのであれば、カリフォルニアの最高の環境で、自らを見つめ直し世界を変えるリーダーを目指し勉強をしてみたいと強く感じました。合格率6.5%程度と非常に狭き門ですが、挑戦する価値はあると思います。GSBを目指しているみなさん頑張ってください。
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