包丁には両刃と片刃がある
「店では、入門者向けから専門職向けまで、その人に合った包丁をきちんと選びます。声をかけて相談してみてください」と石田さん
包丁にはさらに細かく「菜切り包丁」「出刃包丁」「ぺティナイフ」から「鱧用」「ウナギ用」などありますが、現在一般的によく出回っているのは「鎌形」。「三徳包丁」ともいわれる日本独自の洋包丁で、現代の食文化に合わせ、肉にも魚にも野菜にも使いやすい“3つの徳”がある包丁として一躍広まったようです。
包丁の素材はステンレスや鋼など
素材も色々。店頭でみかけるのは主に「鋼(ハガネ)」と「ステンレス」で、さらに性能を高めた素材も数多く並んでいます。入門者にも扱いやすい点で人気なのはステンレスだそう。錆びが出にくいのでお手入れが楽です。鋼の包丁はお料理好きに人気ですがお手入れしてこその素材。石田さんによると「錆びるのが仕事ですからサビて当たり前です。買った直後からしばらくの間サビができるので、適切な手入れをして安定させてやるんですよ」とのこと。「切れ味の差は?」と伺うと「切れ味の差はありません。持続性に差が出ますが、きちんとお手入れをしてやれば変わりません」とのこと。「ステンレスはノーテンキに扱っていてもある程度はそのまま使えますよ!」。どちらも切れなくなったら専門店へメインテナンスを依頼すれば切れ味を復活することができます。
包丁の種類の基本がわかったら、日々の扱い方について。色々な説もありますのでその真偽も含めて教えていただきました >>