パナソニックCN-HW250D
「ワタシたち、こんなナビが欲しかった」がキャッチフレーズのメモリーナビ。簡単で使いやすいというコンセプト自体はイクリプスのAVNライトにも近いモノがある。が、イクリプスが主に女性ユーザーや若いビギナードライバーをターゲットにしているのに対して、パナソニックSクラスは、子供のいる若い家族をメインのターゲットにしているようだ。そのため、イクリプスよりはちょっと上級感がある。それはメニュー画面からもわかる。昨年モデルのCN-MW200Dはメニューの色味を明るく変えていたのだが、今年のCN-MW250Dは、上級のFクラスやミドルクラスに近い濃いブルーの地。これだけでも上級な感じがするが、地図用の8GB SDメモリーカードの他にエンタメ用のSDメモリーカードスロットを装備し、CDリッピングなどのエンターテインメント性を高めるなど、中身も高性能化を図っている。
内蔵の地上デジタルチューナーは、4チューナー×4アンテナの高性能タイプ。パナソニックの薄型TV、ビエラでも採用されている高画質技術=PEAKSプロセッサーを搭載しているあたりにも、高画質に対するこだわりがうかがえる。また、レコーディングスタジオで活躍しているミキサーズラボとのコラボレーションで、サウンドをチューニングするなど、音に対してもこだわっている。
Googleマップとも連携
ナビ機能自体はベーシックなものだが、普通にドライブするぶんには、それほど不満は感じない。またユーザー専用サイトのおでかけストラーダと連動し、Googleマップなどで検索した情報をカーナビに転送できるので、ナビ内の検索データが古くなったとしても安心だ。ワンタッチで地図上に駐車上やコンビニなどのランドマークを表示できるワンタッチランドマークも、細かい機能だが便利だ。パナソニックのカーナビとしては初めてエコ機能を搭載したのもニュース。給油量を記録しておけば燃費を算出してくれたり、急加速&急減速やアイドリング時間等をチェックしてエコ度合いを診断したりできる。またクルマの別売オプションを用意しなくても、クルマのステアリングスイッチとの連動を図れるのもありがたい。対応車種は限られるが、電圧学習という新方式により、対応車種は多いし機能の割り当て設定も簡単にできる。
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