テキスタイルで包まれたフォルクスワーゲン
すっかり色あざやかな布に包まれてしまったフォルクスワーゲン
これはなんじゃ! とばかりにフォルクスワーゲンのボディーそっと触れてみる。ふわっと柔らかい。この作品は、2010年の4月、ミラノのライフスタイルショップ“Spazio Rossana Orlandi(スパジィオ・ロッザーナ・オルランディ)”のガーデンに展示されていたものです。この制作は、西アジア・中東に位置するレバノン共和国・ベイルートの女性のデザインデュオ“BOKJA(ボクジャ)”によるものです。このさまざまのファブリックに包まれたフォルクスワーゲンは、ここを訪れる人々を“ ビンテージ・ライク”の虜にしてしまいました。
“BINTAGE LIKE(ビンテージ・ライク)“の椅子
ビンテージのテキスタイル
“BOKJA”とはトルコ語で「女性が嫁ぐ際に持って行く手縫いの布」を意味するらしい。レバノンで2000年に誕生したホダ・バロウディとマリア・ヒブリからなる女性デュオは、中東から中央アジアにかけての地域で古くから伝わる織物である“KILIM(キリム)”やウズベキスタンの刺繍の布“Suzani(スザンニ)”などを用いて、手作業で作り上げています。
ビンテージのテキスタイルを張り合わせたBOKJA(ボクジャ)の椅子
この椅子も“Spazio Rossana Orlandi(スパジィオ・ロッザーナ・オルランディ)”に展示されていたもの。彼女たちの手にかかるとアンティークやビンテージの椅子が、ユニークで可愛い世界中でたった一つのファニチャーに変わってしまいます。その可愛らしさやアート的な限定品が消費者心理をかきたてます。
パリのセレクトショップ“Merci(メルシー)のビンテージの椅子
パリのセレクトショップ“メルシー”の椅子
パリのマレ地区にあるインテリアショップ“Merci(メルシー)”にも、こだわりのビンテージライクの椅子が展示されていました。いつも話題の先端を行くこだわりのインテリアショップでも、お洒落感覚たっぷりのセレクトになっています。
日本ではデザイナーズウィークの期間に恵比寿にあるコンセプトショップ“SOMEWHERE”でBOKJA(ボクジャ)の日本で初めての展示が行われました。
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“BOKJA(ボクジャ)”