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至福のドイツブランド、「Miele(ミーレ)」(2ページ目)

大型店で有名店でもない小さなファニチャーデザインのお店。散歩がてらにブラリ立ち寄る。散文・スナップで気になるモノ・ココロを綴ります。今回はドイツ高級家電ブランド、「Miele(ミーレ)」のショールームです。

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

家電を卓越した「至宝のファニチェアー」。

ショールームで特に目をひく「ビルトイン食器洗浄機」は、ミーレデザイン結晶のひとつ。ファニチャーイスト的に言えば、これはまさに家電ではなく、「至宝のファニチェアー」。
存在感を消し、カウンター(作業台)に納まる食器洗浄機。引手と操作板が一体となる上部をもつフロントは、カウンター表面材と同化する。
食洗機外観

全自動食器洗い機 G 5930 SC(食洗機)外観

そして、美学はここからだ。重さを感じさせないフロントドアを開けると、庫内が広い。ヨーロッパの家庭では14人分、日本のそれは10人分の食器を格納する。庫内の側面、または背面にある給排水装置の配置が、その理由のひとつだ。
食洗機オープン時

食洗機オープン時

食器を納めるのは、三段の抽き出しタイプトレイ。全てのトレイは、側面のピンをはずすことでトレイごと取り出せる。最上段はミーレの人気を不動のものとした「カトラリー専用トレイ」。
高さ50mmほどのトレイの中には、細かいピッチで無数のフックやフィンが設けてある。これが実にマニアックだ。
トレーディテール
スプーンやフォーク、ナイフなどを一本一本整然とセットでき、傷をつけずに汚れを落とす。下段のトレイも同様だが、食器やキッチン道具をいつまでも変わらずにやさしく扱うという継続性、「サスティナブルデザインの美学」でもある。

2011年発売予定の新製品『全自動食器洗い機 G 5930 SC』は、品質の高さと使いやすさを兼ね揃えた点が高く評価され、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2010年度グッドデザイン賞」を受賞(全自動洗濯機 W 5820 WPS同時受賞)。

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■今回の関連リンク
奥付Miele

 

 


Miele Japan








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