日本のデザイン界に多大な影響を与えた「シャルロット・ペリアン」

年明け早々の神奈川県鎌倉、初詣客で賑わう鶴岡八幡宮境内にある神奈川県立近代美術館へ行ってきました。
「開館60周年 シャルロット・ペリアンと日本」展が、昨年秋から開催されていました。

シャルロット・ペリアン(1903-1999) は、巨匠建築家:ル・コルビュジエとその従兄ピエール・ジャンヌレと、20世紀の建築とインテリアに数々の優れた作品を残したフランスの女性デザイナーです。
ル・コルビュジエにとってペリアンは、彼の創作する建築空間のインテリア・家具デザインに必要不可欠な存在といっても過言ではありません。また日本とも縁が深く、1940年の初来日以降、たびたび日本を訪れたペリアンは、日本を愛し、また多くの日本人に愛されてきました。

戦前戦後を通じて日本のデザイン界に多大な影響を与えたシャルロット・ペリアンと日本の関係をひも解く内容は、今日の日本とデザインを考える上でとても興味深い展覧会です。


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展覧会のイメージフォト(引用:展覧会図録 表紙/鹿島出版会)   ● 画像をクリックすると拡大します。


筆者もよく行くこの美術館は建築的価値も高く、建築やデザインを勉強している学生に人気の高い美術館です。なによりも環境がいいですね。

『鎌倉市の鶴岡八幡宮境内に建つ神奈川県立近代美術館・鎌倉館は、日本で最初の公立近代美術館として1951年に開館しました。設計は、20世紀を代 表する建築家ル・コルビュジエの愛弟子、坂倉準三(1901-1969)によるもの。八幡宮の歴史的な環境と見事に調和したその建物は、日本の近現代建築 の代表として国際的にも有名で、1999年にはDOCOMOMO(Documentation and
Conservation of buildings, sites and neighbourhoods of the Modern Movement、モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織)が選定する日本の近代建築20選にも選ばれまし た。古い施設であるため、エレベーターがないなど、さまざまな不備もありますが、それを補って余りある魅力あふれた環境と建築です。』(引用:美術館HP)

現在、美術館は敷地返還(県が鶴岡八幡宮に協力をえて敷地を借り建設した)期限といわれる2016年以降の美術館存続を唱えています。

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美術館入口  (c)NAO
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鎌倉駅から小町通りを抜けて車通りに出るとまもなく「シャルロット・ペリアンと日本」のボードが目に入ってきました。
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美術館正面  (c)NAO         
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入口正面左手の受付でチケットを購入し、正面階段を上って左側のドアを開けると会場入口。

まずは、展覧会最初のコーナーは、「第一章 日本との出会い 1929-1940」です。