独特のスタイルで、とくに男性からの支持が高いマイクラライト。印象的な見た目に秘められた機能性をご紹介します。
前後異径で前広がりな、印象的なフォルム
前輪のほうが横幅のある、ユニークなスタイル
マイクラライトは、イギリスで生まれた新進のベビーカーブランド。デザインで購入を決める人が多いというのもうなずけるほど、個性的なフォルムをしています。それもそのはず、マイクラライトがいちばん大切にしているのは「革新的なデザイン」なのです。とくに男性的な視点で「カッコいい」と感じられるような、剛性感が魅力的。現在は上位機種のtoroと軽量型のsuper liteの2車種をラインナップしています。
デザイン第一とはいえ、育児グッズとしての安全性や機能にも配慮をしています。欧州安全規格ENに対応していることはもちろん、後輪をエアタイヤにしているのはデザイン性だけでなく、路面からの振動を吸収させるため。これが、サスペンションの役割を果たしています。一方で小回りが効きやすいように前輪は360度回転する小径タイヤを採用しています。前輪を小径にすると、折りたたんだときにコンパクトになるという利点もあります。
リクライニングさせるとかなりフラットな印象
エアタイヤなどの足回りに加え、さらに乗り心地を高めているのはハンモック構造のシート。面ではなく点でシートを支えているため、赤ちゃんを座らせるとシートがかなりフィットし、乗り心地がかなり高そうです。また、座面は赤ちゃんがずり下がるのを防ぐためにやや前上がりな設計になっています。そのおかげで、140度というリクライニング角度よりもフラットになる印象を受けました。車体前面の横幅が62cmあり、電車移動の場合は有人改札で無いと厳しいですが、「人とは違うものが欲しい!」という方におすすめです。
段差に強いのは、独特の重心設計のおかげ
マイクラライトの操作性が独特なのは、独自の重心設計によるもの。赤ちゃんが乗った状態でも前後の重量バランスが前1に対して後ろ3と、かなり後ろ寄りの設計です。その結果、ハンドルの力が方向転換時に伝わりやすく、きびきびと走る印象を受けます。また、段差を超えるときにハンドル操作だけで前輪を持ち上げやすいのもメリットです。
ただし、赤ちゃんが座っている状態でもかなり後ろよりな重心設計ですので、ハンドル部分に荷物をぶら下げることは×。シート下には牛乳パック3本程度入るバスケットがありますので、そちらを利用してください。
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