シルバーアクセサリーのお手入れ方法・くすみ取りなど磨き方3つの方法
シルバーの指輪やネックレスなどのくすみ、変色、黒ずみ、気になりませんか? やさしい輝きが魅力のシルバーアクセサリーですが、きちんとお手入れしてあげないと、くもったり、黒ずんだりしてしまいます。シルバーの輝きをキープできる女性は素敵ですね。シルバー磨きクロスや重曹などを使ったお手入れの方法をマスターして、指輪やネックレスなどの輝きを取り戻しましょう。<目次>
シルバーの黒ずみは「酸化」ではなく「硫化」
まずはシルバーアクセサリーで一番気になる黒ずみについて、はっきりさせておきましょう。この黒ずみは、空気中の酸素と反応して「酸化」したものと思われがちですが、実はほとんど、硫黄分と反応して黒くなってしまう「硫化」が起きたものなのです。硫黄?それなら温泉に行かなければ大丈夫なはず?……なんて考えも頭をよぎりますが、そうではありません。どこの空気中にもある、わずかな硫黄分と反応しているのだそうです。
さらに、人の皮脂に含まれるたんぱく質の成分中にも硫黄分があるため、使った後のシルバーアクセサリーをそのままにしていると、ますます黒ずみが進むのです。
シルバーアクセサリーの日ごろのお手入れポイント
それではシルバーアクセサリーを使った後は、どうすればよいのでしょう? ポイントをご紹介します。- まず、柔らかい布で表面についた汚れを拭き取る(から拭き)。メガネをケースに入れる前に拭くような感じで、習慣づけるとGOOD。
- 空気になるべく触れないよう、小さなビニール袋に入れて、空気を抜いた状態にしておく。ラップで包んでおいてもOK。
- 石(ターコイズなど)がはめこまれたものや、いぶし銀加工されたものでなければ、ときどき薄めた中性洗剤で洗い、水ですすいで、水分を
- よくぬぐって乾燥させて、上のように袋に入れて保存する。
- 硫黄分を含むものを近くに置かない。ゴム・合成ゴムやパーマ液、洗剤などにも硫黄分を含むものがある。アクセサリーは単体で袋へ入れておくのが無難。
これで、シルバーの日ごろのお手入れは大丈夫ですね。ところで「でももうくすんじゃった&黒ずんでしまったんだけど……」という方のために、家にあるもので簡単にきれいにできる方法をご紹介します!
シルバーアクセのお手入れ方法1:磨きクロスを使った磨き方
「すでに黒ずんじゃったの!」という方も、諦めて捨てたりしてはもったいない! お手入れの仕方やコツをつかんで、輝きを取り戻しましょう。研磨剤を含ませてある専用クロスは、とくに平面をきれいに磨きあげるのに便利です。拭くと布に黒ずみが移って「落ちてる!」ということが実感できるはず。
ただし、きれいになってからも拭き続けていると、硫化している部分だけでなく削らなくてもいい銀まで削り取ってします。拭きすぎに要注意!
シルバーアクセのお手入れ方法2:重曹を使った磨き方
手順1:重曹がペースト状になるまで水を加えて練り、アクセサリーに直接つけて指でこすります。重曹+水で発生する炭酸が汚れを浮かします。手順2:水洗いします。
手順3:かわいた布で水分を拭き取り、磨きあげて、乾燥させて保管します。
シルバーアクセのお手入れ方法3:練り歯磨きを使った磨き方
練り歯磨きは、界面活性剤や研磨剤の類が含まれているうえに、既にペースト状になっているため、そのままシルバーのお手入れに使えます。手順1:練り歯磨きをアクセサリーに直接つけて、指でこすります。
手順2:水洗いします。
手順3:乾いた布で水分を拭き取り、磨きあげて、乾燥させて保管します。
これらの方法の基本は、汚れをとって研磨剤で磨き、乾燥させることです。硫化した部分を削り取るものなので、傷つきやすい石がはめこまれている場合は、プロの手に任せた方が無難です。買ったお店で相談してみるといいでしょう。
ただ、プロの手にかけるほど思い入れがなかったり、普段使いのアクセサリーだったりするようであれば、この手段で注意深く磨いてもいいかもしれませんね。
このほか、お酢や炭酸水(無糖)を使うなどのお手入れ方法もあります。しばらく浸して、水でさっぱり洗い流します。こちらもパールやターコイズなど、変質の恐れのあるものは浸さないように注意してください。
今回の方法は、身近にあるもので簡単に、シルバーアクセサリーの輝きを取り戻せます。後は密封できるビニールの小袋に入れて……次に使うときまでお休みです。
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