美容院に担当の美容師さんがいるように、ホテル選びもコンシェルジュで決める時代。そこで、インターコンチネンタルホテルを代表する3人のコンシェルジュに、そのお仕事の内容などをお聞きしました。
自分の母乳を子供に届けるお手伝いもする!
ホテルのコンシェルジュには様々な依頼が舞い込んできます。
インターコンチネンタル ザ ウィラード ワシントンDC、チーフコンシェルジュのロバート・ワトソンさんが受けた依頼は、「自分の母乳を子供に届けたい」というものでした。
アメリカでは若くして重役になる女性がどんどん増えています。ある時、お子様が生まれたばかりの母親の方が宿泊されました。生まれたばかりのお子様を残してきましたが、仕事で滞在が長引いてしまったのだそうです。
そこでリクエストしたのが「自分の母乳を子供に届けたい」というものでした。
仕事をこなしながらお子様への気遣いを忘れないやさしい母親の母乳を瓶に入れてもらい、コンシェルジュはドライアイスを詰めてお子様に送ったそうです。
【ロバート・ワトソンさん】
2006年2月、世界中のホテルで30年以上培ってきたコンシェルジュとしての経験と共に、チーフコンシェルジュとしてインターコンチネンタル ザ ウィラード ワシントンD.C.に入社。
英語、スペイン語、フランス語、イタリア語などに堪能で、妻と3人の子供と共にワシントンD.C.で暮らしており、訪れるお客様にやわらかい物腰で、合衆国首都の綿密な情報を提供しています。
【桃井しのぶさん】
飲料部、フロントオフィスなども経験しコンシェルジュとしての6年を経て、2004年にチーフコンシェルジュに就任。
ドイツのホテル日航デュッセルドルフやオーストラリアのANAホテルゴールドコースト(現ホリデイ・イン・サーファーズ・パラダイス)勤務の経験を生かし、国際的な視点を持ちながら、新しい形のインターコンチネンタルコンシェルジュとして活躍しています。
【コラド・ボクニさん】
ロンドンのワン・オルドウィッチホテルのチーフコンシェルジュとして、15人のスタッフを指揮し、それ以前にも、ロンドンのミレニアム・ブリタニアホテルでチーフコンシェルジュとして勤務。2006年10月、25年以上のコンシェルジュ体験と共に、インターコンチネンタル ロンドン パークレーンにチーフコンシェルジュとして入社。