掃除機・クリーナー/掃除機関連情報

掃除機の選び方・4つのチェック項目(2ページ目)

多種多様化している“掃除機”について分類し、そのメリットデメリットを整理しましたので、購入時の参考になさって下さい。

執筆者:戸井田 園子

Check3:集塵方式
~お手入れ楽々“紙パック”or 低コストの“サイクロン”~

集塵方式には大きく2つの方式があります。以前から馴染みのある“紙パック式”と最近お目見えした“サイクロン式”です。それぞれの特徴を整理してみましょう。

紙パック式
紙パック式
【参考】
National・MC-P2XD
ヘッドから吸ったホコリを本体内部の“紙パック”に集めるタイプです。吸い込んだ空気が紙パックを通過して排気される仕組みとなり、紙パックがフィルターの役割りをしています。
メリット
・ホコリに触ることなく捨てられるのが簡単で衛生的
デメリット
・排気からでる臭いや粉塵が気になる
・紙パックにホコリが貯まると吸引力が落ちる
※最近は、紙パックの後方により高性能なフィルターを追加し、排気をかぎりなくクリーンにする工夫がされています。

サイクロン式
サイクロン式
【参考】
HITACHI
吸い込んだ空気がたつまき状に回転しながらホコリと空気を分離し、ホコリはダストカップに、空気はフィルターを通過し排気されるという仕組みです。
メリット
・紙パックが不要なので経済的
・吸引力が持続する
・排気がクリーン
デメリット
・ダストカップのゴミを捨てる際にホコリが舞う
・ダストカップのメンテナンスが必要
※ホコリアレルギーのため「より集塵力の高いもの、排気がキレイなものを」と思っていても、ゴミ捨ての際にはホコリを吸ってしまうこともあるのでご注意を!
この集塵方式については、一概にどちらが良いとは言えません。ホコリに触れるのが嫌な人には従来の“紙パック”が絶対おすすめですし、排気のキレイさやランニングコスト重視であれば“サイクロン式”がおすすめです。それぞれの特徴を良く踏まえて、自分の望むタイプを選びましょう。

【参考記事】dyson・DC12の評価は★いくつ?
※サイクロン式のメンテナンスについて詳しく書いてあります。

 

check4:排気方式
~パワーの“本体排気”or クリーンな“排気循環”~

排気方式も2タイプあります。吸い込みの強さを優先させるか、排気の軽減を優先させるか...掃除の仕方によって選んでみて下さい。

本体排気式
ヘッドから空気を吸って本体後方から排気するタイプ。大半の掃除機がこのタイプといえます。
メリット
・吸い込みパワーが大きい
デメリット
・排気の量が多いため掃除前のホコリが舞い上がる

排気循環式
排気循環式
【参考】
SANYO・ジェットターン
ヘッドから吸い込んだ空気が掃除機内で循環し、本体からの排気をなくしています。後方からの排気は、モーターを冷却するための排気程度とし極力押さえています。
メリット
・後方のホコリを巻き上げない
デメリット
・本体排気と比較すると吸い込みパワーが劣る

排気がクリーンでも、掃除中にハウスダストが舞い上がるのが気になる・窓を開けて掃除ができない・赤ちゃんが居るなど、特に排気を気にする人におすすめなのが“排気循環式”です。が、サイクロンには排気循環式はありません。紙パック式でも、主流は本体排気式となっているため、選べる機種はかなり限られてしまいます。

以上が掃除機選びに欠かせない、4つの検討項目となります。しかし、これらの項目の他にも、もう少し確認しておきたいポイントがあります。

つづきは次のページへ!
 その他のチェック項目いろいろ>>

 
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