外貨MMFの利回りは確定していない

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手数料や税金も考慮してトータルにチェック

外貨(定期)預金と外貨MMFの違いの1つが、利回りが確定しているかどうかという点。外貨預金は、一定期間の金利を定めて預けるものですが、外貨MMFは運用成果次第。過去の実績(年換算)を表示しているので参考にはなりますが、将来の利回りが保証されているわけではありません。

利回りが不確定だということは、将来その通貨(国)の金利が上昇すればその分外貨MMFの利回りも上がるメリットと、反対に金利が下がれば利回りも下がるというデメリットの両方を伴います。

外貨MMFの譲渡益は非課税

外貨MMFは投資信託の一種なので、税金の考え方も同じです。投資信託から得られる利益には、大きく分配金(インカムゲイン)と譲渡益(キャピタルゲイン)があります。

外貨MMFの場合、分配金は毎月自動的に再投資されますが、その際に20%が源泉徴収されています。また一般的な株式投資信託の譲渡益は10%の申告分離課税(※平成24年以降は20%)ですが、外貨MMFを含む(外国)公社債投資信託の譲渡益は非課税となっています。

為替差損益はないものとみなされるので、利益があっても課税されず、損をしても他の利益と相殺することはできません。

往復の為替手数料もしっかりチェック

外貨MMFの最終損益を考える際に忘れてはいけないのが為替手数料。円→外貨と外貨→円の2度支払うことになるので、軽視できません。特にオーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドル、南アフリカランドなどのマイナーな通貨ほど為替手数料は割高になる傾向がありますので、しっかりチェックしましょう。

利回りが不確定な外貨MMFは、外貨預金のように正確な損益分岐レートを計算することはできませんが、「外貨預金の損益分岐点の考え方」にもご紹介しているWeb上のシミュレーターに現時点の実績利回りを入力すると参考になります。


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