エクステリア/門扉・門柱・フェンス

狭い玄関まわりは引戸タイプが有効?

玄関まわりは広くゆったりとプランニングしたいけれど、限られた敷地では狭苦しくなってしまう、という場合も多いのでは? 厳しい条件でも、玄関扉や門扉の選び方でゆとりが生まれる場合が……

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

玄関まわりは広くゆったりとさせたいけれど、限られた敷地では狭苦しくなってしまう、という場合も多いのではないでしょうか。調査によると、多くの方が「玄関前の狭さ」に不満をもっているとか。

住まい全体のプランニングはもちろんですが、どんな玄関扉や門扉を選ぶかも、玄関まわりのゆとりに大きく関係するもの。狭いスペースでは、引戸タイプが有効のようですよ。

玄関前の悩みは「狭さ」

TOEX

ゆったりとした玄関まわりが理想だけれど……

東洋エクステリアの行った調査によると、玄関前の外部空間についての悩みで一番多かったのは「玄関前がとにかく狭いこと」だとか。

他には、「雑草取りなど掃除や芝などの手入れが大変」「玄関前に屋根がないこと、庇がちいさいこと」などに不満を持っている方も多いようです。

玄関は住まいの顔、とも言える場所ですから、広々と、お手入れもしやすく、雨の日も使いやすい、そんな空間を望む方も多いのでしょう。けれど、限られた敷地ではなかなか難しい、という場合もあるようです。

狭い理由のひとつが「外開きの玄関扉」と「内開きの門扉」

TOEX

開閉スペースが必要な内開きの門扉

敷地の条件やプランニングにもよりますが、玄関前やアプローチスペースが狭くなってしまう理由のひとつに、玄関扉や門扉の開閉方法が挙げられます。

一般的な住宅では、「玄関扉は外開き」で「門扉は内開き」となっている場合も多く、それぞれの開閉スペースを確保すると、それ以外は何も使えない、というお宅もよくみられます。

玄関扉が外開きとなっている理由は、日本の家は狭いので内側に扉を開くスペースが取りにくいことや室内で靴を脱ぐため履物があって扉が開けにくいことなど。また、門扉が内開きの理由は、道路に面して設置した場合、外開きでは道路側の人や車にぶつかる危険性があることが挙げられます。

そんな狭い玄関前スペースを有効に利用するために、最近では、引戸タイプの玄関扉や門扉が多くみられるようになりました。数年前に比べ、商品バリエーションも豊富になってきています。


次ページでは、引戸タイプの玄関扉や門扉のメリットや商品傾向をみていきましょう。

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