土地購入/土地探しのポイント

限られた敷地-どう建物を配置する

一般的には日当たりのよい南側道路の敷地が好まれます。しかし決して南側道路の敷地だけが良いわけではありません。北側道路の敷地にも有利に働く点はあるのです。そのほかにも様々な形の敷地があります。限られた敷地を上手く活かして快適な住まいづくりを目指しましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

道路と敷地

建築基準法では、道路に面していない敷地には建物を建てることはできません。旗竿敷地と言われる宅地も道路との接道長さ最低2m以上と決められています。道路から建物に上水、下水、ガス、電気などを供給します。まさにライフラインです。したがって道路と敷地の関係は間取りを考える上でとても重要です。


敷地の方位とは道路のこと

敷地の中央に立ち「これから家を建てるぞー!」と考えた時、まず一番初めに検討しなければならないのは敷地の方位です。敷地の方位というのは、道路がどっちの方角にあるかという意味です。それから周囲の環境など総合的に判断して建物の配置や間取りの検討に入っていきます。


南側道路が有利?

一般に南側に道路があれば南側に玄関を設け、北側に道路があれば北側から入ります。
南側に道路があると日当りも良く、さまざまな条件もよくなるので、土地値も北側道路の土地よりも高いかもしれません。しかし具体的に検討を始めると、玄関や駐車場などに取られて南側の間口が有効に働かないケースもあります。逆に北側道路の方が北側斜線制限が有効に働いて天井を低く抑えることなく建物を建てることができます。イメージだけで南側は有利と考えず、その土地土地の周囲環境を見ながら間取りを検討することが重要です。
 

 

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