1:気軽に楽しめるデイリーワイン
ちょっとお手軽な価格で、自宅で楽しめるワイン、というのは、なかなかどれを買っていいのか分からないですよね。オススメいただいたのは、『ブルゴーニュ・ピノ・ノワール(フィリップ・ガヴィネ)』(2008年)。
生産者のフィリップ・ガヴィネは、「フランス食品振興会」がワイン輸入会社に依頼して厳選した、おすすめワインであるトップ・テロワールにも選ばれた作り手だそう。
「太っちょの食べることと飲むことが好きなおじさんが造っています。『人生楽しく生きようよ』という感じがよく出ている、チャーミングな味わいです。家でカジュアルに楽しめるブルゴーニュワインですね」
2000円前後で、プロが薦めるワイン。飲んでみたくなりますね。
2:鍋パーティーに合うワイン
日々楽しめるワインが決まったところで、ワインといえば、やはりパーティー。ワインがおいしくなる秋冬といえば、鍋パーティーの季節ですよね。まずオススメいただいたのは、赤と白がセットになった『ブルゴーニュ・パストゥグラン&ブルゴーニュ・アリゴテ』(2007年)。
ブルゴーニュ・ワイン現在最高の造り手の一人、エマニュエル・ルジェさんによる、お買い得なワインとのこと。
「鍋パーティーと言っても、いろいろな味がありますが、この2本セットならどんな鍋でも対応できると思います」という技ありなセレクトです。
「白は、アリゴテ種を使ったタイトなワイン。ふくよかになりすぎないので、和食との相性がいい。赤のパストゥグランは、ガメイ種とピノ・ノワール種が混ざっていて、魚でも肉でも合わせられますよ」とのことです。
1本だとすぐ飲み終わってしまいますし、紅白の2本セットというのも、おめでたい感じがして良さそうですね。
もう一つ、オススメいただいたのは、『リースリング・ベブレンハイム(トラペ・ペール・エ・フィス)』(2007年)。
「このリースリング種は、辛口であっても、果実本来の甘みが感じられ、若干口の中で華やかな感じがあり、日本人に一番合う白ワインだと思います。名産地のアルザス産は、味がしっかりしているものがあるので、醤油とかのコクがある鍋でも合わせやすいですね」とのこと。
みんなで仲良くつつく鍋が、更においしくなりそうですね。
次ページでは、クリスマスパーティー向け、大切な人へ贈るワインを紹介してもらいますね。