新しくお墓を建てるときの相場は合計で150万円~250万円くらい
お墓の費用はわかりにくいといわれています。それもそのはず、多くの人にとってお墓の購入は一生に一度あるかないかのことであり、また地域によって、さらに建てるタイミングによって違いがあるため、過去の経験値がそのままあてはまらないケースが多いからでしょう。新しくお墓を建てるときには、「永代使用料」+「墓石代・工事費」+「管理料」が必要です。合計してだいたい150万円~250万円くらいの予算で検討する人が多いようです。
永代使用料
これはお墓の香炉に窓がついたタイプ。このように付属品が増えると墓石代や加工代はUPします
永代使用権を取得すれば基本的には無期限で墓地を使用できることになりますが、年間の管理料をきちんと納めていない場合は当然警告を受けます。お墓を継ぐ人がいなくなった場合も、権利は消滅することになります。
お墓の承継は不動産や預貯金の相続と違って、法律上で厳密に決まっているわけではありません。現民法下では、承継者は長男に限らず、次男でも、嫁いで姓が変わった女子でも継ぐことは可能です。霊園によって「○親等以内の親族」など定められている場合もありますので、これからお墓を購入する場合には、将来誰が継承するかについても考慮しておきましょう。
永代使用料の金額については、概ね地価と比例していて、都市部ほど1平方メートルあたりの使用料が高く設定されています。永代使用料の平均額は1区画あたり、東京23区内で約140万円、23区外及び神奈川県で約60万円、千葉県及び埼玉県では約30万円になります。
なお、1区画の広さは都市部ほど狭く、最近では1平方メートル以下が主流。都心から車で1時間を超えると1.5平方メートルくらいの区画が売れ筋になっているようです。