普遍性を獲得したレオナルドの知性
キリスト教の強い支配により、古代ローマ・ギリシアによって築かれていた多様性が損なわれていたヨーロッパ。そこに対する動きとしてルネサンス(Renaissance) ― 再誕生、人間復興という動きが起こりました。レオナルドはルネサンスを象徴する人物と言われるとおり、それまで教えられてきたことを疑い、人間とはどういうものか、自然にはどんな力があるのか、ひとつひとつ自分なりの答えを導き出していきました。その仕事は、時代を超え、国境を越え、今の私たちにも感動や気付きをもたらしています。
人間や人間の営みに対するレオナルドの深い洞察と飽くなき探究心を垣間見ることは、社会の常識や周囲に合わせて押し潰されがちな私たちに、想像力の可能性や、それを地道にカタチにしていくことの大切さを思い出させてくれることでしょう。
展覧会詳細
特別展 ダ・ヴィンチ ~モナ・リザ 25の秘密~会場:日比谷公園ダ・ヴィンチミュージアム(日比谷公園第二花壇内特設会場)
会期:2010年12月7日(火)~2011年2月20日(日)
休館日:会期中無休
開館時間:10:00~21:00(最終入場20:30)
※日・月曜日は18:00までの開館(最終入場17:30)