在宅ワーク/在宅で働く関連情報

「内職(家内労働)」と「在宅ワーク」はどう違う?(2ページ目)

自宅を仕事場しているため、「在宅ワーク」と混合されがちな「内職」。どちらもワークスタイルの1つですが、実は全く違う働き方なのです。

宮田 志保

執筆者:宮田 志保

テレワーク・在宅ワークガイド


平均工賃額は時給477円

平成18年10月に厚生労働省により調査されたデータをみると、家内労働者の1時間当たりの平均工賃額(必要経費を除く)は、477円でした。男女別では、男性688円、女性458円。職種別に価格が異なるので、以下に図表を紹介します。
 

内職工賃額

家内労働のしおり より抜粋(厚生労働省)

平均就業時間は1日5.6時間、平均就業日数は1ヶ月18.4日というデータもでています。

在宅ワークと内職(家内労働)の違いを言うならば、内職が就業時間に対し工賃が比例していくのに対し、仕事を請負形態である在宅ワークは必ずしも時間を費やしたからといって多くの報酬が入るとはいえません。作業効率をアップさせるのは、全ての仕事において必要なスキルですが、個人の裁量によって全く報酬が変わってきてしまうのが在宅ワークと考えてよいでしょう。

内職(家内労働)の相談は、自治体の窓口へ

内職を始めたいと思ったら、お住まいの自治体の担当窓口へ相談してみるとよいでしょう。内職の仕事をあっせんしてくれる委託者を、相談窓口にて紹介してもらえます。相談にものってくれますので気軽に問い合わせてみることができます。

在宅ワークについては、もちろん自治体は紹介してくれません。それは個人事業主であり、仕事内容も内職ではなく請負だからです。法律も含め、2つのワークスタイルは大きく違うものです。それぞれの特長を理解し、「自宅で仕事を始めたい!」という希望だけでなく、実際にどのように働きたいかまでを考え、自身にあったスタイルを選択することが大切です。
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