不況の影響大きく、受験者は地元受験へ

東京大学

2009年以降の不況の影響は大きく受験者動向に影響を与えている

大学全入時代といえども、東大や京大を筆頭とする旧帝大系の大学は実質は難化している。ただ、不況の影響を受け、より地元の大学を受験する学生が増加しており、主要な大学での受験者数に変化が見られる。2008年のリーマンショック以降の企業の求人手控え、リストラなどに始まった不況が受験生の家庭状況にも深刻に影響しているようだ。2009年から2010年にかけて大きく主要大学の受験者数に変化が見られる。まず東京大学から見ていこう。

東京大学 受験者数96%に減少
  • 2009年 13043人
  • 2010年 12576人

まず東京及び関東圏の東京大学の合格者数は以下のようになっている。首都圏での東京大学受験者は全体の減少に比べて増加している。前年比107%に増加。
  • 2009年1469人
  • 2010年1578人

それでは地方からの東京大学の合格者の分布はどうだろうか。
  • 北海道 82%
  • 東北103%
  • 北陸104%
  • 中部104%
  • 近畿93%
  • 中国四国93%
  • 九州沖縄80%
これを見て明らかなように、首都圏志向の高い中部と東北を除き、その他の地方では、より地方回帰の減少が見られる。

それでは京都大学の場合はどうだろうか。全体では、東京大学に比べて、前年比約104%と増加している。これは関西圏の受験生が通える範囲内での受験校選択をしているのがわかるだろう。

全体での受験者の総数 104%増加
  • 2009年 7991名
  • 2010年 8283名
近畿圏での受験者・合格者の推移
受験者 106%増加
  • 2009年 4223名
  • 2010年 4469名
合格者 104%増加
  • 2009年 1616名
  • 2010年 1657名
不況の家計に与えた影響は非常に大きく、現役の学生の話では、首都圏での仕送りなどにも影響がでていると言う。景気が上向かない限りこの地元回帰の減少はしばらく続きそうだ。