乾季の訪れを告げるタイ伝統行事、ローイクラトン
鮮やかな南国の花で彩られた灯篭を流す美しい伝統行事ローイクラトン(c)タイ国政府観光庁
この時期タイに行けば、葉や鮮やかな花で彩られた手作りの灯篭とろうそくと線香が街のいたるところで売られているのを見かけるはず。その灯篭に火をつけたろうそくと線香を立て、川や池に流すという伝統行事なのです。
川や池に限らず、ビーチであれば海、ホテルならプールというように、水のあるところならどこでも、タイ人は灯篭を流します。日本語で「タイの灯篭流し」と呼ばれるのも納得。
灯篭が流れる様子がロマンチックなため、最近ではカップルたちの間で、この祭りをお互いの愛情を再認識するためのイベントにもなっています。カップルが一緒に流した灯篭が寄り添うようにに流れていくと、お互いの愛が永遠に続くと信じられているのです。
バンコクのローイクラトン3大開催地
祝日はないが、夕方早めに仕事を切り上げて灯篭を流しに出かける(c)タイ国政府観光庁
タイ2大ローイクラトン祭り 発祥の町、スコータイ
この時期、タイ中からスコータイのローイクラトン祭りに参加するために観光客が押し寄せる(c)タイ国政府観光庁
タイ2大ローイクラトン祭り
チェンマイのローイクラトンとコムロイ
コムロイが空に舞う様子はどこか神秘的な雰囲気すら漂う(c)タイ国政府観光庁
コムロイは最近、日本のバラエティ番組や情報番組でも紹介されるようになったので見たことある人も多いのではないでしょうか。灯篭に加えて、何千個ものコムロイが一斉にチェンマイの夜空に舞いあがる様子は、まるで映画の世界にいるかのうな錯覚に陥るほど幻想的です。
この時期、タイ旅行を考えている人は、是非美しくて幻想的な伝統行事に参加してみてください。ただし、この時期スコータイ、チェンマイ行きの電車、飛行機などの交通機関やホテルは非常に混みあいますので、事前の予約をおすすめします。