外部マイクは使えるか否か?
まず、第1に気をつけたいのは外部マイクが使用できるか否か。簡単なビデオクリップ撮影ではなく、動画撮影をメインに見据えたいのであれば重要な項目となります。デジタルビデオの多くは駆動部から離れたところにマイクを搭載しているため、本体内部の駆動音を拾わずに済んでいます。しかし、デジ一眼の場合は動画機能はメインでないものが多く、どうしても本体やレンズのオートフォーカス、あるいはズームなどの動作音を拾ってしまうことが多いのです。
これを回避するためには外部マイクを使うのが一番の対策なのですが、そもそも外部マイクに対応していないという機種もあります。各機種のサイトで仕様をチェックしておくべきでしょう。
高速メモリーカード必須!
SDカードであればCLASS6・CLASS10、あるいはUHS-I対応。CFカードであればUDMA対応といった高速転送が可能なメモリーカードを使用しましょう。 動画撮影、それもハイビジョンでの撮影ともなると大量のデータを継続して記録できるものが必要となります。動画撮影中に静止画が撮影できるか?
動画の撮影中に静止画が撮影可能か否かは機種によって異なります。また、静止画が撮影できる場合でも動画の扱いはどうなるかというのも機種によって異なる。多くは1秒ていどの中断をはさんで動画撮影を再開するという仕様になりますが、チェックが必要でしょう。以上のチェックポイントを踏まえた上で、現在のオススメ2機種を挙げておこう。
動画撮影に強いオススメデジタル一眼カメラ
・ソニー NEX-7デジタルビデオカメラのメーカーでもあるソニーらしく、現行でほぼ最高画質となるフォーマットのフルHD/60Pの撮影も可能。マニュアルモードや露出優先モードでも撮影することができ、撮影者の意図を反映できるようになっているのがありがたいところ。ちょっと前の動画撮影をメインに考えられていたデジタルカメラと同レベルの撮影が可能です。
・キヤノン EOS 5D MarkIII
前機種のEOS 5D MarkIIから、多くの映像クリエイターが動画撮影のために購入するほど話題になりました。それを引き継いだ形でEOS 5D MarkIIIも人気のある製品で、少なくない動画撮影用のアクセサリーが発売されています。
デジタル一眼カメラ選びのポイント:日常で使うためのデジタル一眼レフ選び