水をはじくだけではない効果
防水スプレーはその名のとおり、水や油をはじく膜が靴やバッグなど皮革製品を雨や雪などの水や、路面に浮いていることのある油などから守ってくれます。皮革製品は水を含むと型崩れを起こしやすくなるうえ、乾きにくいのでカビが生えやすいもの。必要以上の水分は大敵なので、皮革用のワックスに加えて防水スプレーをしておくことで、強力に守られることになるのです。
さらにスプレーが表面をつるんとさせるため、ホコリや汚れがつきにくくなる効果もあります。つまり、汚れにくくなるということ。家事が楽になる1本です。
皮革靴だけでなく雨具や布地にも使える防水スプレー
ガイド愛用中の「AMEDAS」(コロンブス社製)は、天然皮革のツヤ皮のほか、スエードやヌバックといった起毛、人工皮革(合皮)、布地などにも使えるので、靴やバッグ、スカートのほか、意外と汚れる傘や雨靴、いつも泥んこな子どものスニーカーの汚れ防止にも役立っています。また、梅雨の後に活躍する日傘も、薄い色のものは汚れが目立つのでこれをスプレーしておくとよいようです。
防水スプレーはいつ使う?
スプレーした後はすぐ履かず、少し乾かす必要があります。画像の商品なら「ヌメ革や起毛革等の浸透性のよい素材では、約15分以上乾燥が必要」とありますし、ツヤ革はスプレー後にやわらかい布で軽く磨く必要があります。このため、出かける時にシュッとかけたのでは×。スプレー前には、汚れを落とし、栄養をクリームで補給しておきたいので、できるだけ前日までに作業を。最悪でも目覚めてすぐやりましょう。