シルバーアクセサリーのお手入れを日ごろから心がけて黒ずみ防止!
シルバーアクセサリーの黒ずみは酸化ではなく硫化
シルバーアクセサリーで一番気になるのは黒ずみですね。これは空気中の酸素と反応して「酸化」したものと思いがちですが、ほとんどの場合、硫黄分と反応して黒くなってしまう「硫化」現象です。扱い方をまちがうとすぐに黒ずんでしまいます
シルバーアクセサリーは日ごろのお手入れが大切
日ごろは使った後に柔らかい布で表面についた汚れを乾拭きしておけばOK。メガネをケースに入れる前に拭くような感じで習慣づけてしまうとよいですね。収納時は空気になるべく触れないよう、1つずつ小さなビニール袋に入れて空気を抜いた状態に。ラップで包んでおいてもOKです。石(ターコイズなど)の装飾や燻し銀加工がなければ、ときどき薄めた中性洗剤で洗っても。後は水ですすいでよく拭き、乾燥させ密封して収納します。また、近くに硫黄分を含むものを置かないこと。ゴム・合成ゴムやパーマ液、洗剤などにも硫黄分を含むものがあります。
今回は無印良品の貴金属用布を使用。一番よいのはシルバー専用の布ですがこれもOK
シルバーの輝きを取り戻す3つのお手入れ方法
「すでに黒ずんじゃったの!」という方、輝きをとりもどす3つの方法をご紹介します。■シルバー専用か貴金属専用の布で磨く
研磨剤を含ませてある専用布は、特に平面を磨きあげるのに便利。拭くと布に黒ずみが移り、落ちてることが実感できます。ただし、欲張って拭き続けていると、硫化していない銀まで削り取ってします。拭きすぎには要注意。
■重曹を使う
水と重曹と布を準備。水を加えてペースト状にした重曹をアクセサリーに直接つけて指でこする(指に黒くなったものがこびりつきますので覚悟を!)。重曹+水で発生する炭酸が汚れを浮かし、シルバーアクセサリーをやさしい粒子で研磨します。こすった後は水洗いし、乾いた柔らかい布で拭いて磨きあげ、乾燥させます。
■練り歯磨きを使う
練り歯磨きは、界面活性剤や研磨剤の類が含まれペースト状なので、そのままシルバーのお手入れに使えます。順序は重層と同じ。細かい部分は歯ブラシを使って。パールなど柔らかい素材をブラッシングしないように注意を。
これらの方法は「硫化した部分を削り取る」ので、傷つきやすい石がはめこまれている場合は、プロの手に任せましょう。買ったお店で相談してみて!
【関連記事】