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35歳からの女性のキャリアを考える~起業という選択

好きなことを仕事にしたい、時間が自由になる働き方をしたいという希望を実現する手段として「起業」があります。女性の起業をサポートするキャリア35のメンバーに、法律やお金の観点から起業前に知っておきたいことを聞いてみました。

氏家 祥美

執筆者:氏家 祥美

女性のためのお金入門ガイド

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起業という選択

女性が職業を持つことについての考え

女性が職業を持つことについての考えは変化している

前回、35歳は出産のタイムリミットを意識する年齢であるとともに、採用の年齢制限を意識する年齢であるというお話をしました。

この10年余りで、女性の職業感は大きく変わりました。結婚退職を望む人の割合が12.6%から5.5%と半分以下に減っているのに対して、子どもができてもずっと職業を続けたいという人が23.4%から45.9%と倍増しています(内閣府「男女共同参画に関する世論調査」2009年調査より)。しかし、前回お話したような理由もあって、なかなか思い通りにはいきません。

自分の好きなこと、やりたいこと、得意なことを仕事にしてみたい。自分のペースで働けたら家庭やプライベートとの両立がしやすいのではないか。世の中に役立つサービスを自分の力で発信してみたい。そんな夢や希望をかなえる手段のひとつに起業があります。起業がもっと身近になれば、キャリア選択の幅も広がることでしょう。

ただし、起業には落とし穴があります。事業を興すのは意外とかんたんですが、事業を継続していくのは至難の業。仕事というからには、世の中から必要とされる商品やサービスを提供して、利益を上げていかないことには事業を継続することはできません。中途半端な資金計画、事業計画のまま見切り発車したために、生活が成り立たなくなってやむなく撤退というのでは、悲しいですよね。
 
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