35歳は採用のタイムリミット!?
再就職の年齢制限も気になります。
しかし、長引く不況の影響もあって一つの求人広告にたくさんの人が応募する時代です。さすがに書類審査で年齢だけであからさまに断られることは、原則としてなくなりました。しかし、一般的な職場においては、採用面接の結果、経験や人柄などでさほど差がなければ、若い人の方が採用されやすいという傾向があるのは否めません。
出産後すぐに再就職を志しても保育園が見つからない。だからといって子どもが小学校に上がるのを待ってから再就職を志したのでは、仕事のブランクも長くなって年齢も35歳を過ぎてしまう。そんなわけで、結婚や出産を経てからの再就職事情もなかなか厳しくなっています。
仕事内容にはそれほどこだわらず、家事や子育てとの両立を最優先したパートタイムならなんとか探すことはできても、自分の好きなこと、得意なことを活かした再就職先選びとなると、一般的な応募ではかなり狭き門となるでしょう。
このように、出産と就職・転職のタイムリミットが重なるのが35歳という年齢です。経済的に自立していくためにも、仕事は女性にとって大きな問題です。次回も引き続き、35歳のキャリアについて考えていきたいと思います。