35歳という年齢が意味すること
35歳頃って以前の友だちと話があわなくないですか?
20代前半の頃は、学生の頃の友だちと誰もが似たり寄ったりの生活をしています。勤務先こそ違っても、久しぶりに会った友だちとの話題には事欠かなかったことでしょう。学生の頃の思い出話はもちろんのこと、最近の仕事の話、恋愛の話など、お互いの興味や関心が似たところにあるため、友だちと共通の価値観で話ができたと思います。
ところが、30代も半ばになると状況はかなり変わってきます。仕事をバリバリとやってきた人にとっては、10年以上の仕事経験のなかで、仕事のおもしろさや辛さも一通り経験していることでしょう。責任ある仕事を任されて、部下を持つようになった人のなかには、プライベートタイムも仕事のための読書や自己啓発にあてるという人も少なくありません。
一方で、早くに結婚も出産も経験した人にとっては、35歳頃には中学生くらいの子どもがいる人も出てきます。結婚、出産を機に専業主婦になっている場合には、仕事のブランクが長いため、話題や興味関心は子どものことや地元のことが中心になるでしょう。
学生の頃は大親友だったはずなのに、35歳になって再会したら思うように話がかみ合わないというのはよくあること。男性であれば既婚・未婚や、子どもの有無にかかわらず、仕事という共通項で話を進めることができそうですが、30代半ばの女性の場合には、今までどんな生き方の選択をしてきたのか、いまどんなステージにいるのかによって話題もまったく変わってきてしまいます。