最新情報をいち早く手に入れたいならコレ
渋滞が気になる都市部に住む人なら、ドコモドライブネットに対応した「ゴリラプラス」NV-SP200DTがおすすめだ。ドコモドライブネットとは、ドコモが提供するカーナビ向けの最新情報提供サービス。カーナビとのリアルタイム通信によって、ドライブに役立つ多彩な情報を提供する。その情報は、渋滞、駐車場満空情報、ガソリンの料金情報、施設情報、災害情報など。また地図を最新のものに書き換えできるし、レストランなどの施設情報も提供する予定。さらにカーナビとPCや携帯電話が連携して情報のやりとりができたり、ドコモドライブネットのユーザー同士が位置情報を共有できたりもする。いってみればカロッツェリアがエアーナビ+ナビポータルで実現しているような内容ではあるが、サンヨーゴリラも、ドコモとの共同で実現したわけだ。
通信モジュールはゴリラプラスに内蔵しているが、別に月々の使用量と通信費がかかる。月額使用料は315円で、通信費は、通常のドライブネットプランが1050円、ドライブネット割適用後が525円。ドライブネットフルなら通常1050円~9750円のところ、ドライブネットプラン割を適用すれば525円~5985円となる。結構なランニングコストなので、クルマにあまり乗らない人はコスト高と感じるかもしれない。カーナビの使用頻度の多さも、この機種を選ぶひとつのポイントになるだろう。
ナビ機能だが、データ収録用のメモリーは8GB SSDで、ゴリラジャイロIIやクイックGPSを内蔵。内蔵TVチューナーはワンセグで、音楽&動画再生機能も内蔵する。またSDカードを利用し、インターネットからさまざまなアプリケーションをダウンロードして使えるGアプリの利用も可能だ。発売は11月19日。ドコモドライブネットのサービスも同日スタートする。
ドライブだけではなく街歩きにも使えるナビが欲しいなら
カーナビとしてだけではなく、徒歩ナビにも使える、携帯しやすいモデルが欲しいなら「ゴリラライト」NV-LB60DTがある。携帯時の使い勝手を考え、縦画面表示を採用したり、電子コンパスを内蔵して、GPSが受信できなくても方位がわかるなど、携帯ナビとしての利便性を高めている。カーナビとしての性能は、前モデルよりも大幅に高まった。前モデルには搭載していなかったゴリラジャイロIIを搭載することで、GPS電波が受けられない場所での測位精度が大きく向上したし、メモリー容量を8GBに倍増したことで、地図や検索、案内等の情報が充実。他の8GB SSD搭載ゴリラと変わらないカーナビ能力を身につけたのだ。
画面サイズは5型ワイドで、厚みはわずか18.8ミリ。215グラムと軽量だから、バッグに入れても邪魔にならないのがいい。ワンセグチューナーを内蔵しているから、ポータブルTVとして楽しむのもいいし、SDカードに収めたMP3/WMAの音楽データを再生できるので、携帯音楽プレーヤー代わりにもなる。MP4の動画を楽しむことも可能だ。
Gアプリにも対応。現在は、GoogleEarthなどで使われているKMLファイルの位置情報をカーナビの目的地に活用できる変換アプリや地下鉄路線図、計算機、ゲームといった少数のアプリだけだが、これが増えていけば、カーナビや徒歩ナビ以外の用途も広がる。ドライブ同様、街歩きも好きな人なら、これが1台あると楽しさが大きく広がると思う。
リーズナブルなPNDを探しているなら選択肢は豊富
12セグの高画質までは要らないから、リーズナブルなPNDが欲しいのであれば、7型ワイドモニターを搭載した最新モデルのNV-SD741DTがある。また、もっとコンパクトなモデルがいいのなら、5.2型ワイドモニター搭載機、NV-SB570DTもある。こちらは2010年春発売のモデルなので、実売価格はこなれているものと思われる。この2台は16GB SSDを搭載しているので、発売時期によって地図データの新しさに若干の違いはあるものの、カーナビとしての機能&性能は、NV-SD650FT&NV-SD760FTと同等。これ以外にも4GBモデルや2GBモデルなど、メモリー容量のバリエーションは豊富だし、モニターサイズも7型/6.2型/5.8型/5.2型/4.8型と多彩に揃っているサンヨー・ゴリラ。サイズや機能、価格を見比べてみて、自分に合った1台を選びたい。なお、価格はすべてオープン。実勢価格は、ネット通販や価格比較サイト等で調べてほしい。
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