中古マンション、一戸建てが豊富、
駅からの距離のある物件も多数
駅近くでは近年タワーも含め、マンションが増加。特に通り沿いで目に付く
まず、新築マンション。コンスタントに供給が続いているわけではなく、時々集中して供給されることが多く、2010年は端境期といった様相。価格的には物件の規模、立地にもよりますが、70平米で4000万円前後でしょう。
駅から徒歩15分も行くと、農地と住宅が混在したエリアに。新座市にもほど近い
続いて中古。数は多いのですが、注意したいのは最寄り駅が大泉学園といっても住所が隣接する埼玉県新座市という物件もあるということ。これについては一戸建ても同様です。また、バス便が多いことからも分かるように、大泉学園を最寄り駅とするエリアは東西南北に大変広く、バス便利用の立地も少なくありません。幸い、平坦な土地ですから、自転車利用もそれほど辛くはありませんが、注意はしておきたいところ。住宅街の中となると、極端に利便性は落ちます。また、全国的に名の知れたデベロッパー以外の、地元の会社が分譲した物件も多いようです。
駅北口、古くは商店街のあった通りにもマンションなどが増加している。古い物件であれば駅に近い場所でも探せる
さて、中古マンションの価格ですが、築30年弱、40~50平米の2DKで1500万円以下というお手頃なものから、築数年、75平米4500万円前後というものまで、築年数、広さ、立地で様々。徒歩圏で築10年内外、70平米前後のファミリータイプなら3500万円が目安になります。中古マンションでは地元のデベロッパーの物件も多いので、選ぶ際には価格だけでなく、管理その他もよくチェックする必要があります。
関越自動車道近くの建売住宅販売現場。駅からは歩いて10分以上かかるが、売れ行きは良いとは地元の不動産会社の弁
一戸建ても豊富なエリアです。価格はバス10分、土地面積100平米超の4LDKで4500万円~、土地面積50平米~60平米の3LDKなら2000万円~。ただ、価格的に3000万円以下の物件の場合には新座市立地が目立ちます。
駅周辺でもアパート、一戸建て、マンションが混在する。とはいえ、駅徒歩10分以内圏では年々古いアパートは減少中だという
賃貸ではワンルームマンションが7万円前後から、2DKが9万円~、3DKが10万円~といったところで、アパートになるとワンルームで5万円台からと手頃。以前より減ったとはいえ、古いアパートも残されているので、手頃に住むつもりなら、そうした物件を狙う手があります。
大泉学園では子どもたちの姿を多く見かけた。緑の多い場所でのびのびと考えるなら、お勧めの街のひとつ
駅前の再開発、西武池袋線と東京メトロ有楽町線、同副都心線の乗り入れでここ数年利便性のアップした大泉学園。関越自動車道の大泉インターも近く、都道24号(目白通り)を利用すれば車での移動も便利。利便性と自然の両方を享受する暮らしを考えるなら、一度は訪ねてみたい街のひとつです。