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いよいよはじまる「水」争奪戦 

「湯水のごとく使う」という言葉があるように、日本ではお水はタダでいくらでも手に入るのが常識です。しかし、世界では人口増加のため、これから「水」が大きなビジネスになろうとしています。

執筆者:All About 編集部

水がビジネスになっていく21世紀

水

人口増加が見込まれるなか、水は貴重品に

日本に住む私たちは、水は空気と同じように、いつでもほぼ無料で手に入るものだと考えています。家庭で水を使えば水道料金はかかりますが、それほど高額ではありません。毎日お風呂に入っても、月の水道代はせいぜい数千円です。

しかし、世界には雨があまり降らない地域が多くあります。例えば、中東や北アフリカの砂漠地帯では、年間の降水量は日本の10分の1程度、あるいはそれ以下の土地もあります。そのような地域では、当然水は貴重品であり、粗末にしてはならない、場合によっては高いお金を出して買う物でもあります。

21世紀になり、地球の人口はさらに増え続けています。日本では少子化・人口減少社会になっていますが、世界全体を見るとアジア・アフリカを中心に、人口が爆発的に増加中。いかにして「水」を確保するかが、地球の人類にとって重要になってくると予想されています。

人間が飲むための良質の水を確保し、また排水を処理するなど、水に関連するいろいろな事業は「水ビジネス」と呼ばれ、今後の世界における成長分野として企業が注目しています。

世の中には「水商売」というビジネスもありますが、今回ご紹介する水ビジネスとは別物ですので、お間違いのないように……(間違えないと思いますが)。
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