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なぜなくならない、ショッピング枠現金化(2ページ目)

「ショッピング枠の現金化にご注意を」そういう言葉はいろいろなところで聞かれ、被害にあった人も、そうではない人も「悪徳業者といわれるのに、なぜ取り締まられないのだろう」と思っているはず。業者は法の裏をかきながら、その手を広げているのです。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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詐欺?クレジットカードの規約違反

クレジットカード現金化

あなたが差し出すクレジットカードは、悪用されるかもしれません。

クレジットカードの支払いができなくなり、その理由が現金化のために高額商品を買ったということであれば、詐欺罪に問われる可能性もあります。

日本クレジット協会では、『換金目的でカードを利用することは、「クレジットカード会員規約」に違反する行為で、カードの利用ができなくなったり、結局は自分の債務を増やすことになります。また、犯罪や思わぬトラブルに巻き込まれるケースもあります。』と警告しています。一時しのぎのお金を受け取っても、後の支払いを考えると債務を増やしただけになるかもしれません。カード番号が知れることで、悪用されてしまうかもしれません。危険はさまざまに考えられます。
違反したことがわかると、「残金の一括請求」、「カードの利用停止」、「カードの強制退会」等のペナルティを受けることにもなります。消費者にとっては不利益になりますね。

現金化業者を排除するために

平成21年12月からの割賦販売法の改正に伴い、クレジット業界では不正利用する業者を排除しようという動きが出ています(完全施行は22年12月から)。
日本クレジット協会では、排除するための活動として、
  • 消費者への広報・啓発活動の実施
  • 現金化業者へ警告文の送付、繁華街などの看板の撤去の要請
  • 協会加盟のクレジットカード会社、決済代行会社などへ加盟店調査の強化を依頼
  • 現金化に関する苦情や相談などの情報提供の受付
  • 国際ブランド会社との連携
  • 取締当局などとの連携
     

     
    をあげています。
    利用する人がいれば、現金化業者はなくならない、そういう風に考え、被害にあわないためにもご利用されないよう注意してくださいね。
    後で悔しい思い、大変な思いをするのは、利用した人なのですから。


     
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