お金を借りる

なぜなくならない、ショッピング枠現金化

「ショッピング枠の現金化にご注意を」そういう言葉はいろいろなところで聞かれ、被害にあった人も、そうではない人も「悪徳業者といわれるのに、なぜ取り締まられないのだろう」と思っているはず。業者は法の裏をかきながら、その手を広げているのです。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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なくならない広告

ショッピング枠の現金化

よく通る場所でも広告を見かけませんか?よく見るサイトでも。

さまざまなところで、「ショッピング枠の現金化はいけない」といわれていますが、一向に広告はなくなりません。連絡先も明記して、堂々たる広告です。しかも、貸金業帆の改正を受け、その数は急増しているように思います。
個人のブログでも、当たり前のように広告している…なんだかおかしな状況です。
なぜ取り締まられたり、つかまったりしないのでしょうか。

自己所有物の売却

ショッピング枠の現金化は、前回の記事「総量規制に笑う業者~ショッピング枠現金化のワナ」でご紹介したような手口で行われています。つまり、自分で購入したものを販売している、ほかに低価格で譲った、そういう風に解釈することができます。
この行為自体は、実は違法ではありません。ただし、お金を支払い終わるまではカード会社の所有物であるということは理解しなくてはいけません。
急にお金が必要で、現金化し、その際に購入した商品のお金を支払うことで、急に必要になったお金の返済をしている、という流れで、一見すると何の問題もなさそうです。ですが、先ほど紹介した記事にあるように、クレジットカードでの購入額より20%以上も少ない金額しか手にできないのは、かなり高利な借金です。
ですが、この買ったものを売却する行為を規制するものはなく、貸金業法にも該当しないので、まかり通ってしまうのです。
ですが、違法ではない、それだけではお金に関するモラルが疑われてしまいます。

何とか排除していく方法はないのでしょうか。
次にはクレジットカード規約に違反するとどうなるのかや、現金化業者の排除に向けての取り組みなどを紹介します。


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