男は結婚後の「暮らしぶり」について映像で想像する
いったい彼らは何を想像して「ダメ」と割り切るのでしょう?もちろん人にもよりますが、たとえば「2人で生活したときの暮らし向き」を想像します。都市圏の狭い家でギリギリの生活をおくる自分達を想像したとたん、あっけなく「先送り」してしまうんです。他にも断念理由は多くありますが、意外にこの「暮らしぶりの想像」による“結婚延期”は少なくありません。郊外の安くて広い家を2人の新居とすればよいところを、それを「都落ち」と判断してしまう人も少なくありません。都市部の一等地に一軒家を購入した大学時代の同級生と比較して「負けられない」とライバル心を燃やす人もいます。
30代半ばになると同級生と年収が3倍、家も3倍違うなんてことはザラにあります。その象徴である「家のグレード」が結婚後、同じエリアで、あからさまになるのはイヤなのです。そうであれば、今の都市部の部屋に「独身のまま」住み続けよう!となるのです。
心に渦巻くは―――「あともう少し!あと少し稼げるようになったら……」と言うリベンジ感情。向上心のある、負けず嫌いな男性ほど陥りやすい現象です。
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