チェコ/プラハ

プラハの観光(5ページ目)

プラハは中世の時代から、東西を結ぶ交通の要衝として栄えてきました。こうしたなかで、プラハは独自の文化をはぐくみ、中欧の文化の中心地として発展を遂げてきました。そして、それはこの街に多彩な顔をもたせることになりました。音楽の街、美術の街、建築の街、そしてビールの街。プラハの多彩な顔を切り取るようにして楽しむのが、この街の旅の仕方だと思います。

執筆者:増田 幸弘

路地の街、プラハ

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プラハ城にある人気の黄金小路は、プラハの路地の魅力を余すところなく示す

プラハの魅力は路地にあると思います。プラハ城からカレル橋に向かうのは紋章のある家が建ち並ぶネルドヴァ通りを行くのが一般的ですが、わざと迷うようにして一本路地に迷い込めば、だんだん迷宮を歩いているような気分になってくることでしょう。地元の人で賑わうホスポダなど、思わぬ発見もあるはずです。

カレル橋から旧市街への道も観光客にもまれながら歩く通りから一本外れると、実に静かな落ち着いた雰囲気の路地がたくさんあります。旧市街地はヴルタヴァ川とトラムの走る大通りに囲まれたとても狭い地区なので、迷うことを恐れず散策してみてください。

プラハには「通り抜けの家」と呼ばれる家がたくさんあります。アパートの玄関のような場所を入ると、また別の路地に通じているのです。こうして近道ができるのですが、プラハに住む人びとの生活が垣間見られたり、興味が尽きません。
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