内蔵アンプクラス1位は?
次に紹介するのは、内蔵アンプシステムクラス(ディーラーデモカー部門)。内蔵アンプシステムクラスとは、フロントスピーカーを鳴らすのに外部パワーアンプを使わず、デッキの内蔵アンプで鳴らしているクルマが参加できる。内蔵アンプクラスの多くはDEH-P01を使用する
このクラスの参加車両の多くが採用しているのが、カロッツェリアDEH-P01というCDメインユニット。このDEH-P01というデッキにはパワーアンプを内蔵していないが、6chアンプを付属しているため、この付属アンプを使っていれば、内蔵アンプシステムクラスへの参加が可能になっている。また、サブウーファーの使用は可能で、サブウーファー用の外部パワーアンプは搭載してもいいというレギュレーションだ。
岩手のステックスが2連覇を達成
このクラスの1位は、岩手のステックスが制作したBMW 318iツーリング。昨年に続いて、2連覇である。クルマは昨年と同じBMW。パワーアンプなどを変更しさらにチューンアップ
ステックスの佐野峯さん曰く「デモカーだからといって、特別なことはなにもしていません。お客さんのクルマに取り付けるのと同じように取り付けて、調整していますので、お客さんにも、デモカー同様の音を提供できます。勝因をしいて挙げると、基本に忠実ということですかね。スピーカーの能力を引き出すために、しっかり取り付ける、車内環境に合わせて、最適なシステムを考え、調整を行う、ということだと思います」とのことだ。
「デモカーだからといって特別な作業はしていません」とはステックスの佐野峯さん
昨年、審査員に指摘された点を改良しより音質向上
システムは、フロントスピーカーがカロッツェリアRSシリーズの4ウェイ(トゥイーター/ミッドレンジ/ウーファー/サブウーファー)。デッキはDEH-P01で、サブウーファー用パワーアンプが、RS-A99Xという構成。昨年、審査員に指摘された問題点を改良するため、ウーファーとパワーアンプを交換し、さらなる表現力の向上を目指したという。フロントスピーカーはカロッツェリアRSIIシリーズ
ラゲッジルームにサブウーファーとサブウーファーパワーアンプをインストール
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