テクノポップ/アーティストインタヴュー

BACK TO THE エイプリルズ(4ページ目)

CTO LAB.に続きエイプリルズ・インタヴュー第1弾! 結成時から最新作『BACK TO THE FUTURE MUSIC』について。スペインのLa Casa Azulの話も。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド


映像へのこだわり


ガイド:
PVやライヴ、そしてこのようなエイプリルフールのシリーズ作品においても、エイプリルズには映像へのこだわりを感じます。どのようなプロセスで楽曲もしくはアイデアを映像化していくのですか?

ナカマ:
基本的には、僕とイマイでその都度相談しながら作り込んでいくという感じですね。特にルールはないのですけど・・まあ長年やっているだけあって何故か「エイプリルズっぽさ」が勝手ににじみ出ている気はしますね。なるべく誰も見たことないような映像になるように心がけています。

Science Fiction


ガイド:
このアルバムの初回特典として3曲入りのボーナスCDが付いており、「銀河鉄道999」「時とかける少女」のカヴァーは、SFがキーワードとなるエイプリルズだなぁととても納得しました。SF的なのもので、好きなものを上げてください。ジュブナイル的なものは?

イマイ:
これを読んでたっていうと何か恥ずかしさがあるんですが、中学生・高校生の頃は角川スニーカー文庫はそこそこ読んでいました。でも、最近はもう少し対象年齢が低めの児童文学でSF要素があるものの方が好きかも。

ナカマ:
SFのジュブナイルってことで言うと、小説は星新一と筒井康隆はほぼ全編好きですね。アニメは「天空の城ラピュタ」が不動のトップで、あとは「パプリカ」とか。パプリカは音楽も好きです。漫画は候補がたくさんありますけど子供の頃からずっと好きなのは「パタリロ」。

イマイ:
あとは僕もナカマも藤子・F・不二雄的なタイムパラドックスものが大好きなので、最近の邦画はこのジャンルが流行っているのか、充実していて嬉しいですね。
「時をかける少女(アニメ)」や、「僕の彼女はサイボーグ」「サマータイムマシン・ブルース」「バブルへGO!」「戦国自衛隊1549」とか。今回のアルバムタイトルの元ネタの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ももちろん代表的なタイムパラドックスものですね。
他に今回のアルバムを作った際に意識したSF作品だと、「ブレードランナー(アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)」「伝説巨神イデオン」「千夜一夜物語」「エイリアン」「地下鉄にのって」「地球へ... 」「モジャ公」「ネバーエンディング・ストーリー(はてしない物語)」「星の王子様」「銀河鉄道999」あたりの作品は歌詞の中にキーワードとしてちりばめているので、それを踏まえて改めて歌詞を見るとニヤリとしていただけるかと(笑)。

今後の予定


ガイド:
やっぱり、皆さん好きですね~。
ここで、第1篇は終了としたいと思います。ここで、エイプリルズ・ファンの皆さんに何か発表出来る事があれば、ぜひ教えてください。

イマイ:
僕たちって他アーティストのリミックスを頼まれることはよくあるのですが、自分達の曲を他アーティストにリミックスしてもらうことって今まであまり無かったので、現在いろいろなアーティストの方達にリミックスを制作してもらっています。

ショトクジ:
今回のアルバムの特典のカヴァー曲も好評だったので、カヴァー・アルバムなんてのも出したいですね。

イグチ:
とにかく、次回のリリースまでに4年も空くなんてことが無いよう現在、ニューリリースにむけて新曲もレコーディング中です(笑)。年末もしくは来年頭の発売に向けて頑張っているのでよろしくお願いしまーす!
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