婦人病・女性の病気/カンジダ膣炎・膣カンジダ

膣カンジダの再発治療薬「フレディーCC」(3ページ目)

再発が多いといわれる膣カンジダの再発治療薬が登場しました。再発のたびに医療機関に行く時間がなく我慢している方には、助かるのではないでしょうか。ただ、最初は医師の診断が必須です。

三上 彰貴子

執筆者:三上 彰貴子

薬剤師 / 薬ガイド

フレディCC膣錠について

2008年の春にロート製薬より発売された「フレディCC膣錠」は、前述しましたように薬局で購入できる膣カンジダ再発治療薬です。
「再発治療薬」ですので、以前、医師から膣カンジダの診断があり治療を受け、また、再発した場合に、薬局で薬剤師に相談してから購入して使うことができます。

1箱に6錠入ってメーカー希望小売価格は、3,675円(税込)です。
一日1回1錠を膣に挿入してください。
挿入の際は、手をきれいに洗って、しゃがんだような姿勢をとり、指で膣内に挿入します。
挿入後は、再度、手指をきれいに洗いましょう。

なお、2?3日で、かゆみや痛みなどの症状が無くなってきて治ったと感じても、きちんと菌が消失するまで6日間は使用するようにしましょう。

その他の注意

まず、膣カンジダの再発で、フレディCC膣錠を3日使っても変化がない、6日使っても治らない、または悪化したなど、おかしいなと思ったら、医療機関を受診してください。

また、短期間に繰り返し発症する場合は、他の病気の可能性もありますので、膣カンジダの再発までの期間が2ヶ月以内の人、又は2ヶ月以上であっても、直近6ヶ月以内に2回以上感染した人は、医療機関を受診してください。

膣カンジダの再発かどうかよくわからない、以前、医師から膣カンジダと診断されたときと違う症状(おりものの色、においなど)の場合は、医療機関を受診してください。

*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の薬局などでの会話をもとに構成したものです。相談が必要な方は、医師や薬剤師に実際にお聞きください。

【参考】
・メルクマニュアル
フレディーCC>ロート製薬
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